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おすすめの本


No.530 平成26年2月
 
  
『続・風の帰る場所 
―映画監督・宮崎駿はいかに始まり、
いかに幕を引いたのか―』
『デッド・オア・アライヴ』
宮崎 駿/著   ロッキング・オン

  宮崎駿監督が引退発表をした今でも新作を望む声が多く聞かれます。この本は、ポニョから風立ちぬまでの作品について、時代の変化と自身について語ったものです。
 時に怒り、時に泣き、作品はまさに監督そのものです。宮崎駿という表現者と同じ時代に生きて良かったと思えます。監督を知る決定版の一冊です。



(T.M)

薬丸 岳 他/著   講談社

 ビデオ撮影会社ディレクターの窪田には、十三年前に強盗に襲われ、そのことが原因で自殺を図り、寝たきりになった婚約者がいました。犯人は当時少年だったため法に守られ、その名が世間に明かされることはなかったのでした。しかし、少年の情報を得ていた窪田は、結婚式の撮影の依頼をしてきた新郎こそが当時の犯人だと確信し、復讐を企てるのでした。
 江戸川乱歩賞作家7人によって、「生死の危機」「帝国ホテル」という二つのテーマをもとに書かれた短編ミステリー集です。

(Y.O)
『47都道府県の純喫茶
 ~愛すべき110軒の記録と記憶~』
『札幌アンダーソング』
山之内 遼/著  実業之日本社

 最近はスターバックスを筆頭に、チェーン店のコーヒーショップが増え、出かけた先でお茶をすると言ったらそういう場所や、「カフェ」と銘打った所が多いのではないでしょうか。でも、そんなコーヒーショップやカフェでは味わえない雰囲気を味あわせてくれるのが、昔ながらの「純喫茶」です。
 今では少なくなってきた純喫茶を愛してやまない著者が、47都道府県の純喫茶をめぐり、その魅力を伝えています。紹介されているお店を訪れてみたいと思わせてくれる一冊です。

(A.U)
小路 幸也/著  KADOKAWA

 冬の札幌で全裸で発見された遺体は、目立った外傷は無かったが、司法解剖の結果、体内にねじ込まれたゴーヤによる内臓破裂が死亡原因と断定されます。刑事の仲野は、先輩の根来とともに変死事件の担当になり、事件解決のため、根来の知人に協力を依頼することにしました。
 その知人とは、一言でいうと天才で、一度見た物は忘れない瞬間記憶を持っており、さらに変態についての専門家であると仲野は聞かされます。
 知人の家に到着し、家族に呼ばれ出てきたのは「春(しゅん)」という名の19歳の美少年でした。
 彼らはみごとにこの事件を解決できるのか?
(Y.E)
『翔ぶ少女』 『わが子に伝える「話し方」の技術』
原田 マハ/著   ポプラ社 

 1995年、神戸で大震災が起こり、小学一年生の丹(に)華(け)は目の前で両親を失います。そんな丹華たち3兄妹を救ってくれたのが、心療内科院長の通称「ゼロ先生」でした。奥さんを震災で亡くしたゼロ先生は3兄妹を引き取ることに決め、3兄妹は先生の養子となって一緒に暮らしはじめました。
 それから月日が流れ、丹華が小学六年生の時、丹華の身体に誰も信じることができない異変がおこります。一度治まったものの、中学2年でまたあの時の異変がおこります。それはゼロ先生を救う奇跡の異変でした。
 大切な人を助けたいと願う少女が起こした不思議な力の物語です。

(S.S)
福田 健/著   小学館

 最近、若者のコミュニケーション能力の欠如が問題視されています。企業の中でも仕事関連の伝達でミスがあったり、上下関係や同僚と意思疎通がうまくいかないこともあるようです。その原因として、子どもの頃に正しい聞き方・話し方を学んでいなかったことを挙げています。そこで、まず親への話し方入門に始まり、子どもが話したくなる「聞き方」や、「ほめ方」、「叱り方」をいくつかの事例に当てはめて紹介しています。
 夫婦間の会話や、コミュニケーションを見ながら子どもは育つため、親が最初の先生になることだとの説明はなるほどと思わせます。

(K.S)

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