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おすすめの本


No.537 平成26年5月
 
  
『消えた少女~吉祥寺探偵物語』 『全国「一の宮」めぐり』
五十嵐 貴久/著  双葉社

 吉祥寺で暮らす「おれ」は、妻が家を出てからは仕事を辞め息子と二人暮らし。医者である妻からの養育費と、コンビニでアルバイトして稼いだお金で暮らしている。そんな「おれ」の楽しみは、家事がひと段落した夜にバーに繰り出すこと。
 ある日、飲み友達のオカマの京子ちゃんから一人の女性を紹介され、一年前、忽然と姿を消したその女性の娘を捜して欲しいと依頼された。断るつもりが成り行きで引き受け女の子を探し始めた「おれ」は、1人の男性にたどり着く。そこで「おれ」は男性にゆさぶりをかけると、事件は意外な方向へ動きはじめた。「おれ」がたどり着いた事件の意外な真相とは?

(U.A)
岡田 莊司/監修  平凡社

 今、神社が熱い!2013年は伊勢神宮と出雲大社の遷宮が重なり、大きな話題となりました。おでかけになった方もいらっしゃるのではないでしょうか?日本各地には古来から大小様々な神社が存在しており、平安時代後期、諸国66国の国ごとに神社の格付けが為されました。なかでも一の宮は「国中第一の鎮守」といわれ、国内でもっとも霊験の高い神社とされています。 
 この本は、全国津々浦々で今も信仰される一の宮を、北は山形から南は鹿児島まで、写真や絵を交えて紹介していく本です。佐賀市の與止日女神社も掲載されています。もうすっかり暖かくなったこの季節、本を片手に神社めぐりに出かけてみてはいかがでしょうか。
(S.S)

『謝るなら、いつでもおいで』 『マララ・ユスフザイ 国連演説&インタビュー集』
川名 壮志/著 集英社

 2004年、佐世保の小学校、白昼の教室で当時小学6年生だった11歳の少女が、同級生の首を斬りつけ、その命を奪った衝撃の事件から10年を迎えようとしています。皆さんの記憶にはどう残っていますか?
 被害者の父親は毎日新聞佐世保支局長で、その下で駆け出しの新聞記者だった著者が、取材当時の様子から事件の関係者を追った記録が綴られています。
 被害者の家族の苦悩、加害者の父親の苦悩、著者の新聞記者としての葛藤など、当時の報道では知りえなかった事実は胸に迫るものがあります。【

(Y.O)
CNN English Express編集部/編
朝日出版社


パキスタンの少女、マララさんはイスラム社会での教育の必要性をブログで訴えていました。そしてタリバンのテロの標的となり、銃で撃たれて頭部に重傷を負いましたが、イギリスの病院に運ばれ、奇跡的に回復しました。
 この本には、回復後に国連本部で行った演説「ペンと本で世界は変わる」と、銃撃前に行われたインタビューなども併せて収録されています。また、英文と日本語訳の両方で紹介しています。
 さらにCDも付いていますので、マララさんの生声による演説も、ぜひ聞いてみてください。

(K.S)

『満月の道』 『定本 黒部の山賊』
宮本 輝/著  新潮社

 宮本輝が自身と両親、そして周りを取り巻く人々を題材に描いた『流転の海』(1982年出版)の連作第7部です。父親をモデルとした破天荒な主人公松坂熊吾が自らの事業や家庭に次々と起こる困難に必死で立ち向かう姿が描かれています。
 この第7部では自身がモデルである息子が高校生となり、母親に暴力を振るおうとする父親に立ち向かう場面が印象的です。あとがきによるとこの一代ドラマは第9部で完結するそうです

(N.K)
真梨 幸子/著  講談社

 日本の嶺北アルプスの最奥部、黒部源流域で長く山小屋を営む著者の半生記です。
 まだ黒部ダムもできていない時代、下界と隔離されて狩猟や岩魚漁などで生活をしていた人々を、山賊と称して語られる様々なエピソード。
 山中の埋蔵金、遭難者のお礼参り、道標となった白骨の話など不思議だけれど本当の話が満載です。黒部の山小屋でしか手に入らなかった幻の本が、新しい写真や内容を増して復刻されました。

(K.K)

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