伊万里市民図書館

> トップページ > おすすめコンテンツ (おとな向け) > おすすめの本 > No.544 平成26年9月

予約したい方はタイトルをクリックしてください
詳しい予約の方法はこちらから



おすすめの本


No.544 平成26年9月
 
  
『孤独の力』 『すえずえ』
五木 寛之/著 東京書籍

 最近、老人の孤独死や「おひとりさま」問題がマスコミに取り上げられ、誰もが不安で、孤独を恐れ、人がみな手を取り合い、ぬくもりを感じて生きていくことに価値を見つけようとしています。しかし、人は独りで生まれて、独りで死んでいくものなのです。
 80才を過ぎ、人生の総まとめ期にある著者が、西行やキリストなどの生涯と自身の体験をベースに、孤独を友とする生き方を「孤独の力」として教えてくれます。

(K・K)

畠中 恵/著  新潮社

 大人気のしゃばけシリーズ。今回も一太郎の周りにはいろいろな問題が起こります。天狗が持ち込んできた怪異話が一太郎の機転で解決する「寛朝の明日」や、一太郎に嫁取り騒動が起きるなか、一太郎が結婚した後の自分たちの身の振り方に悩む仁吉と佐助。二人がだした結論とは?
 「仁吉と佐助の千年」他5つの短編が収録されています。新しい展開もあり、いつも以上に読み応え十分の一冊です。

(U.A) 

『靖国神社』 『「ビジネス書」のきほん』
島田 裕巳/著 幻冬舎

 首相の靖国参拝について賛成か反対かなどの世論調査が行われたりしますが、それを論じるためには靖国神社とは何か、その歴史はどんなものなのか、正しい知識を待たなくてはなりません。
 この本では宗教学者の著者が靖国神社の誕生からどのように時代を経てきたかを書いています。A級戦犯が合祀されることになったいきさつを知ることで、なぜ天皇が参拝しなくなったかがわかります。
 そして最後に靖国問題がどう解決されていくのかを示しています。

(N.K)

山田 案稜+TNB編集部/編 翔泳社

 最近ではビジネス書の出版はとても多く、内容も千差万別です。自己啓発、経営学、マーケティングや起業など様々なテーマに及んでおり、どれが自分の仕事に役立つのか、選ぶのが難しいと考えている方もいることでしょう。
 そんな時にはこの1冊。ビジネス書のガイドブックとして60冊のビジネス書が紹介されています。収録されている本のラインナップも多種多様で、古典となっているものから、初歩的な入門書、そして十数年後を見据えたものまで幅広く揃っています。
 まず一読してみて、今の仕事に役立つような本を選び、その本をぜひ図書館で探してみてください。
 リクエストもできます。

(K.S)

『アルバイト川柳』 『ある日、わが子がモンスターになっていた』
an編集部/編  KADOKAWA

 「帰れない チキンを全部 売るまでは」表紙に大きく書かれたこの一句に笑ってしまったあなた。是非他の句も読んで笑い転げて下さい!
 アルバイト求人誌『an』の人気投稿企画であるアルバイト川柳をまとめたのがこの本です。お客様との逸話、理不尽な店長、アルバイト仲間との絆などなど…、バラエティに富んだ川柳が並びます。
 働くことは楽じゃない。でも、楽しいことだってたくさんある。そんな気持ちにさせてくれる一冊です。
 昔アルバイトに励んだ方、今現在アルバイトをされている方、そして、今の仕事に疲れてしまった方も、是非この本で笑顔になってみてはいかがでしょうか。

(S・S)

入江 吉正/著  ベストブック

 おなかを痛めて産み、親として不安と期待を胸に育てたわが子の生活は、いつしか荒れ始め、家庭内暴力、引きこもりとなり、事態は悲惨な結末を迎えました。
 2000年5月3日、17歳の少年は佐賀駅から天神へ向かう西鉄高速バスをバスジャックし、死傷者3名を出す事件を起こしました。当時、少年事件が横行していたこともあり、世間にさらなる大きな波紋を広げました。
 事件発生当初から取材を始めた著者が、関係者の証言や事件の資料をもとに、少年の心がモンスターに蝕まれていった経緯をリアルに再現しています。

(Y.O)


もどる 



伊万里市民図書館

- copyright(c) Imari Public Library Al Right Reseaved. -