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おすすめの本


No.552 平成27年2月
 
  
『神さまたちの遊ぶ庭』 『釜石の奇跡』
宮下 奈緒/著 光文社

 突然、北海道に住むことになった。それもトムラウシ、「カムイミンタラ~神々の遊ぶ庭」と呼ばれる場所に・・・。
 この本は、宮下一家5人が、福井県から移住した一年を綴ったもの。どこまでも自然豊かで、それでいて大らかな住民に囲まれ、しだいにその土地になじむ家族たち。そこには、ゆったりとした神さまたちの時間が流れ、どこまでも幸せなのだった。
 厳しい自然とうまく付き合いながら、その自然の恩恵を全身に受け、たくましく成長する子ども達。いつしか不自由なことが自由に感じ、土地の魅力に取りつかれた大人たち。ほんの一瞬のような、夢のような一年のものがたりです。
(Y.M)

NHKスペシャル取材班/著
イーストプレス


 2011年3月11日。半日授業だった釜石小学校の子ども達は、留守番中の自宅で、遊びに行った友達の家で、釣りに出かけた海辺で、その瞬間を迎えました。学校の管理下から離れた子ども達は、自分で考え判断し、時には避難を渋る家族をも叱咤しながら津波から逃れました。釜石市が取り組んでいた防災教育が、子ども達の命を救ったのです。
 この本はNHKの取材班が津波の被災地を取材し、その記録をまとめたものです。子ども達の証言や、防災教育を進めてきた学校現場の声を伝えています。釜石小学校児童184名生還の裏側では、どのような教育が行われていたのか。私たちの防災意識を振り返る機会となる一冊です。
(S.S)

『分煙社会のススメ』 『ゆるい生活』
山田 稔/著 光文社

 健康志向の高まりや喫煙環境の変化によって、喫煙率が低下し続けています。日本たばこ産業の調査によると2014年の喫煙者率は19.7%とあります。
 本書では、喫煙者のみでなくタバコを吸わない方にも取材をし、医学・建築・デザインなど様々な視点から、分煙社会の構築を提案しています。
 たばこに限らず、お互いを思いやり、排除するのではなく、多様性のある社会を目指すことの大切さが伝わってきます。
(H.Y)

群 ようこ/著 朝日新聞出版

 昔は暴飲暴食をしても、すぐに胃の調子は元に戻ったり、睡眠不足が続いても無理がきいていたのに、ある日気づいたらそんな無理がきかなくなり、体調不良におちいった経験はありませんか?
 著者は原因不明のめまいを改善したくて、漢方薬局のドアを叩きます。そこでわかった頭痛の原因は意外な所にありました。そこから元気な身体を取り戻すための 病院通いがはじまります。
 体調不良は改善されるのでしょうか?思わず自分の身に置き換えてしまう漢方薬局の体験記です。
(A.U)

『小学4年生の世界平和』 『小旋風の夢絃』
ジョン・ハンター/著 角川書店

 本著で紹介されている「ワールド・ピース・ゲーム」は、一人の教師によって生まれたボードゲームです。ベニヤ板と簡素な地図から始まったこのゲームは、複雑で油断の出来ないシミュレーションに姿を変え、プレイヤーである子供たちへ、世界が抱える問題と向き合わせます。一人一人が違う立場に立って世界を動かし、全員が「勝利」するには、一体何が必要なのか。子供達は常に必死で考え、彼らの動かす世界は、驚きの展開を見せてくれます。
 世界平和という目標と向かい合う子供たちの物語。章分けされたそれぞれの世界を体験してください。
(N.Y)

小島 環/著 講談社

 孤児だった小旋風は、盗掘を生業とする猪児に拾われ、以来墓を掘り返かえす生活を送っていました。   ある時、小旋風は王侯貴族の墳墓に入り、棺に横たわる少女の脇で見事な琴を発見します。ところが、その直後養父は落盤事故で亡くなり、生き残った彼は、その琴を元手に、大金を手に入れようと奔走します。やがて、小旋風の運命は、国を揺るがす渦の中へ巻き込まれていくのでした。
 春秋時代の中国を舞台に、15歳の少年が野望を抱きながらも、新たな人生を切り開く姿が頼もしくもある物語です。
(Y.O)


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