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おすすめの本


No.553 平成27年3月
 
  
『日本の大和言葉を美しく話す~こころが通じる和の表現~』 『ビブリア古書堂の事件帖 6』
高橋 こうじ/著 東邦出版

 日本には大きく分けて「漢語」「外来語」に加え、生粋の日本語である「大和言葉」があり、これは太古の昔に私たちの祖先が創り出した日本固有の言葉です。「山」「川」「夢」「ふるさと」といった言葉がそれに当たり、私たちの普段の会話の中にも無意識のうちに沢山の大和言葉が登場していることが分かります。また、この本は「言祝ぐ」「したもい」「かわひらこ(蝶)」など耳慣れない言葉まで、再確認したり知らなかった言葉と出会える一冊となっています。
 若者言葉や略語が流行していますが、上品で柔らかく丸い印象を受ける大和言葉で心が通う「おはなし美人」を目指してみるのも素敵ですよ。
(A.M)

三上 延/著 メディアワークス

 
 太宰治著『晩年』の初版本を手に入れるため栞子に傷を負わせた田中敏雄。彼が拘置所から出所し、今度は栞子のものではない、違う『晩年』を探して欲しいと依頼してきました。
 その『晩年』には太宰の署名はないが、本人の書き込みがあり、それが田中の祖父が所蔵していたものだといいます。その事は古書マニアが集まるSNSを通じて知ったということでした。
 依頼を受け本の行方を探すうちに、2人は47年前に起こった太宰治の稀斠本盗難事件が、その行方を知る手がかりとなり、さらにその事件にお互いの祖父母が係わっていたことを知ります。田中が探している『晩年』の行方と盗難事件の真相とは?
(U.A)

『こんちき号北極探検記』 『からだにおいしい缶詰レシピ』
あべ 弘士/著 講談社

 絵本作家のあべ弘士さんに、約1ヶ月間北極を旅するチャンスが訪れます。少年時代に憧れたヘイエルダールの「コン・ティキ号探検記」に因み、「こんちき号」と名づけたヨットに11名が乗り組み、いざ出発。白夜の北極圏では、ホッキョクグマをはじめとした北の動物たちや、氷山と空と海が織りなす圧倒的な自然との出会いがありました。
 25年間動物園の飼育係だったあべさんならではの観察眼で描かれた動物たちの生態や白と青の風景のスケッチとともに、絵日記風に綴られた記録から、旅のワクワク感が伝わってきます。
(T・Y)

今泉 マユ子/著 法研

 「缶詰の食材ってなんとなく体に悪そう…」そんなイメージを払拭するレシピ本の登場です。誰もが一度は使ったことのあるポピュラーな缶詰を使用した、免疫力アップや骨粗しょう症予防に効果のある料理の作り方を紹介しています。電子レンジも活用して、全ての料理が5工程以内でできてしまうのも嬉しいところです。必要な材料も少ないので、思い立ったらすぐ作れるお手軽さが魅力です。
 メインのおかずからデザートまで、幅広くカバーしたこの一冊。今晩のおかずにもう一品新メニューを加えてみましょう。
(S.S)

『絶対に行けない世界の非公開区域99』 『金沢の不思議』
ダニエル・スミス/著 
日経ナショナルジオグラフィック社


  参拝者が毎年600万人にのぼる伊勢神宮。2013年10月には、20年に一度のご神体を新しい社殿に移す式年遷宮が厳かに行われたことは、皆さんの記憶にも残っていると思います。伊勢の神宮は神道において神聖な場所であるため、立ち入りが厳しく制限されます。そのように、容易に立ち入ることができない場所や、バチカン機密文書館といった神秘のベールに包まれた場所など、世界の非公開の地から厳選された99カ所が紹介されています。
 存在さえ知らなかった場所、タブーとされている場所に、興味がかき立てられます。
(Y.O)

村松 友視/著 中央公論新社

 加賀百万石の城下町として栄えた金沢。伝統文化を大切にしながらも、現代アートの美術館を実現させるなど新旧両面を併せ持つ街です。
 さらに今年の3月14日には、北陸新幹線が開業し、全国から熱い注目が集まっています。
 その金沢に30年以上、公私にわたって旅し続けている著者。きっかけは料亭の薄暗いお座敷で聴いた「影笛」の幻想的な音色に感動したことだったそうです。
 歴史、伝統文化、人物など、まだまだ知らない金沢の不思議な一面を味わえる1冊です。
(H.Y)



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