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おすすめの本


No.556 平成27年4月
 
  
『昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか』 『死んでたまるか』
大塚 ひかり/著 草想社

 “むかしむかしあるところに おじいさんとおばあさんが すんでいました。”昔話の始まりは、いつも決まっているような気がしませんか?そして活躍するのは、老人たち。お隣にはそう、意地悪なおじいさんが住んでいるのです・・・。
 幼いころに親しんだ、昔話の数々。そこに秘められた「歴史の真実」とは?日本の古典と民俗に垣間見るものは何?
 超高齢化社会の今だからこそ、主役となる方々に、読んでもらいたい一冊です。

(Y.M)

伊東 潤/著 新潮社

 古い時代と新しい時代がぶつかり合った幕末。弱気が蔓延する幕府内にも、少数ながら毅然とした家臣たちがいた。繰り返される戦いの中で、幕臣としての意地を貫いた男の物語です。
 最前線の現場指揮官の視点で描かれる本作では、転戦を繰り返す主人公と共に次々と戦場のシーンが現れます。手に汗握る戦いの話が好きな方には特にお薦めです。
 「負けてたまるか」と気を吐き続ける大鳥圭介。彼がどうやって時代の流れに逆らって生き残ったのかを、お楽しみください。

(N.Y)

『おかたづけ育、はじめました。』 『スペードのクイーン/ベールキン物語』
Emi/著 大和書房

 「おかたづけ育」とは、おかたづけを通して、自分のことを自分で決める心を育むこと。決して、かたづけの上手な子どもに育てましょうということではありません。
 著者は双子の母親で整理収納アドバイザーとして活躍中。やんちゃざかりの子どもに小言を言う前に、「子どもたちが自分でできる仕組み」を子どもと一緒に作り出してきました。5歳になる子どもたちは、今では毎日の保育園の準備やおもちゃのジャンル分けなど、自分たちの工夫でできるようになったことがたくさんあるそうです。
 子どもの成長にあわせた収納場所の作り方や市販の物を使う際のコツなど、子どもと一緒に考えた著者のアイデアがたくさん詰まっています。

(R・K)

プーシキン/著 望月 哲男/訳 光文社

 ロシア近代文学の先導者プーシキンの代表作が新訳で登場です。
 人々が賭けトランプに熱狂していた時代。真面目な青年ゲルマンは、ある老婦人が知っている賭けの必勝法を知ろうと画策します。幻想と現実が入り交じる世界を堪能した後は、巻末の作品解説で様々な解釈を知ることができます。
 短編小説集『ベールキン物語』で決闘をテーマにした作品を描きながら、自身も決闘で命を落とした数奇の作家プーシキンの生き様に触れる一冊です。

(S.S)

『努力とは馬鹿に恵(あた)えた夢である』 『ツバメの謎 ツバメの繁殖行動は進化する!?』
立川 談志/著 新潮社

 亡くなられて4年たった今でも破天荒な生き方をした不世出の天才落語家として愛され続けている立川談志。彼は落語界きっての名随筆家でもありました。
 この本は、談志師匠が雑誌や自らの作品集などで書き残した文章から選りすぐったものと2つの対談が掲載されています。
 談志師匠の落語に対する深い愛が、感じ取れる随筆集となっています。

(U.A)

北村 亘/著 誠光堂新光社

 春の訪れとともに、ツバメは私たちの住んでいる身近な場所に渡ってきます。家の軒先などにツバメが巣を作り子育てする姿は、なじみ深い光景です。
私たちにとって身近ですが、意外に知られていないツバメの生態について、この本では分かりやすく解説しています。
 ツバメの研究を続けてきた著者は、身近な環境の中にも、不思議があるということ、疑問に思ったことを調べて知っていくことの楽しさを教えてくれています。

(H.Y)


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