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おすすめの本


No.557 平成27年4月
 
  
『日本人はなぜ、「薬」を飲み過ぎるのか?』 『THE SIX』
宇田川 久美子/著
K.Kベストセラーズ

 日本人は「世界で一番薬が好き」と言われているそうです。確かに、欧米では1剤処方が基本で、多くても2剤であるとのことですが、日本の病院ではそれ以上の数の薬が処方されることは少なくありません。また、栄養を補うためのサプリメントも豊富に売られています。
 薬剤師として働いてきて、日本の医療現場の現状に疑問を持ち、「薬を使わない薬剤師」を目指す著者。薬は症状を緩和する脇役で、大切なことは自分自身の免疫力や治癒力を食事や適度な運動によって高めることだと言います。
 薬の知識を学び、健康について考える1冊です。

(H.Y)


井上 夢人/著 集英社

 不登校の遙香の面倒を見ることになった和真は、始めの数日は苦痛でなりませんでした。遙香は絵を描くだけで、和真には何の反応も無いからです。ある日、和真が絵について聞くと「魚が死んでいるの、明日」と不思議なことを言うのです。
 しかし、翌日川では大量の魚が死んでいるのが発見されます。遙香は明日見えているものを書いていると話し、やがて大きな事故を描いた時、和真に助けを求めるのでした。
 他人にはない力を持つ6人の少年少女達、でも彼らには世界のどこにも居場所はありません。そんな6人が集まった時1つの大きな奇跡が起きます。

(Y.E)


『メガ! 巨大技術の現場へ、ゴー』 『巨大な夢をかなえる方法』
成毛 眞/著 新潮社

 大きな物を作ったり大量の物を保存するには、それを上回る「施設」が必要になります。一目見て圧倒されてしまう巨大施設には、大きな魅力が秘められています。
 そんな魅力を私たち紹介してくれる本作ですが、建物は勿論、最新の機械やシステムの巨大さも伝えてくれます。
 巨大で広大な「石油備蓄基地」や、ヒッグス粒子の発見で一躍有名になった「粒子加速器」等、気になる施設の内部の様子も沢山の写真で紹介されています。巨大な機械や設備にワクワクしてしまう方、是非お勧めします。

(N.Y)

ジェフ・ベゾス/(他)著
佐藤 知恵/訳 文藝春秋


 卒業という門出で聴くスピーチは、いつも以上に心に残るものです。それが名門校となればなおさらでスピーチのメンバーも豪華です。
 プリンストン大学では、アマゾンの創業者ジェフ・ベゾスが幼い頃、祖母の涙で気付かされた才能と選択の違いについて語り、ハリウッド俳優のトム・ハンクスは、イェール大学で信念を持つことの大切さを語りました。
 他にもヤフー創業者など世界を変えた12人が、卒業生に贈ったスピーチが掲載されています。世界のトップにいる人たちの言葉がつまった金言集です。

(A.U)

『ごんたくれ』 『偉大なる失敗 天才科学者たちはどう間違えたか』
西條 奈加/著 光文社

 京随一の人気絵師となった円山応挙の弟子、彦太郎は、応挙の絵を愚弄し我こそが京随一の絵師だと豪語する豊蔵と出会います。師を愚弄され豊蔵に殴りかかった彦太郎。最悪の出会いから会うたびに喧嘩をする二人ですが、互いの絵師としての才能は認め合い、意識しあいながら、それぞれが名声を高めていきます。
 池大雅、円山応挙、伊藤若冲が活躍した京を舞台に、強情でへそ曲がりな「ごんたくれ」な絵師の人生を描いた時代小説です。

(S.S)

マリオ・リヴィオ/著 早川書房

 誰もが一度は名前を耳にしたことがあるダーウィンやアインシュタインなどの有名な天才科学者たち。およそ敗とは無縁とも思われがちですが、実際は大きなミスをおかしていたのです。しかし、そのミスは後の科学の発展に大きくつながるのです。
 数々の失敗を繰り返しつつも、偉大な理論を築き、科学の世界に大きな足跡を残した一流科学者たちの失敗とは何か?気になる方はぜひ手に取ってみてください。

(R・K)


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