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おすすめの本


No.560 平成27年6月
 
                   
『はたらく数学~25の「仕事」でわかる、数学の本当の使われ方~』 『ブンヤ暮らし三十六年 回想の朝日新聞』
篠崎 菜穂子/著 日本実業出版社

 一見、数学とは無縁と思われがちな仕事でも、実はさまざまな現場で大活躍している数学。それも、理系の仕事だけに限ったことではありません。
 この本では、美容師や主婦・主夫など25の仕事の現場で、数学がどのように役立っているのかがわかりやすく説明されています。
 円周率が関係しているのはウェーブパーマをかけてくれる美容師の現場、三角関数が関係しているのは、飛行機を操縦するパイロットの現場、そして主婦・主夫にはPART法が関係しているのです。
 本書をきっかけに、数学の世界をより身近に感じることができるようになる一冊です。
(R.K)

永栄 潔/著 草思社

 朝日新聞で、記者として膨大な記事を書き記した筆者が語る、朝日新聞と共に歩んだ三十六年間の記憶を綴った作品です。
 過去に私達の見聞きした出来事や事件、その裏側の一幕や、記者だからこそ知りえていた事情が書かれています。 朝日新聞の他の記者が実名で登場したり、当事者と取材で交わされる会話など、臨場感溢れる内容の本作。記者として、自身が担当していた記事についての記述なので、意外に知らない事件が取り上げられる事もあります。若い方も「成程、こんな事件があったのか」と発見しながら、のめり込んでしまう作品です。
(N・Y)
      
『トットひとり』 『老い駆けろ!人生』
黒柳 徹子/著 新潮社

 NHKがテレビのために養成した、いわゆる、テレビ女優第一号である、黒柳徹子さん。たまねぎヘアーでおなじみの、おしゃべりでおしゃれで、そしてユーモアあふれる方。
 「ザ・ベストテン」での、ユニークな裏話から、多彩な芸能人との交友録。そして、青春時代を共にした、名優たちや作家との貴重な思い出話などなど・・・。おかしいけれど、さびしくて、そして笑っちゃうけど切ない逸話ばかり。
 テレビでは見えない、黒柳徹子の人となりが垣間見える一冊です。
(Y.M)

草野 仁/著 KADOKAWA

 元NHKアナウンサー、退職後はフリーアナウンサーとして冠番組を持つなど、各局で活躍中の著者。
 70歳をすぎた今も第一線で活躍され、現在は司会業のみならずバラエティー番組まで活動の場を広げられています
 若い頃からスポーツが好き。今でも若い人に負けないくらいの筋肉の持ち主で、常に笑顔が印象的な方です。老いに対しても前向きで、決して悲観的になる事はありません。毎日笑顔で生活できるのはどんな極意があるのでしょうか?この本で、その「老い方」の極意が披露されています。
 老いについて前向きに考えてみませんか?
(A.U)

『エネルギーの世界を変える。22人の仕事』 『戦争は終わりそうにない』
諸富 徹/監修 若手再エネ実践者研究会/編著 学芸出版社

 2011年の東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故をきっかけに、現在、日本では火力、水力、原子力発電の「集中型電力システム」から、ガス、燃料電池、太陽光発電等の「分散型電力システム」へと、変化が始まりつつあります。本書では、自然エネルギーという未踏の分野で、起業した人、また組織で働く人、政策、研究の現場で働く人など、22人の体験談が書かれています。
 日々困難な課題にぶつかりながら、自然エネルギーと地域づくりという視点を持ち続けて働く人々の姿が、生き生きと伝わってくる1冊です。
(H.Y)

角田 光代/著 中央公論新社

 この本は、『八日目の蝉』や『対岸の彼女』 で知られる直木賞作家・角田光代さんのエッセイ集です。恥ずかしくて男性を「くん」付けで呼べなかったり、しっかり家計簿をつけるはずがどんどん手を抜き始めたり、角田さんの気取らない等身大の姿が書かれています。
 他の作家との対談も収録されており、2015年4月に亡くなられた船戸与一さんとの、熱いハードボイルド語りも必見です。また、雑誌に掲載されていた書評も複数収録されているため、ここから読書の幅が広がっていきます。物語を紡ぐ作家の頭の中を垣間見れる一冊です。
(S.S)


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