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おすすめの本


No.561 平成27年7月
 
                   
『芸人と俳人』 『ノンフィクション作家だってお化けは怖い』
又吉 直樹×堀本 裕樹/著 集英社

 今年自作の小説「火花」を発表、その小説が芥川賞にノミネートされるなど話題のお笑いタレントの又吉さん。文章作成は得意だという彼が、俳句は敷居が高く感じ、手をだせずにいました。そんな彼ですが雑誌の企画で俳人の堀本さんに弟子入り。
 俳句の初歩ともいえる季語の説明から最後は吟行まで俳句の奥深さと楽しさを学びました。あなたも又吉さんといっしょに俳句の世界を楽しんでみませんか?
(A.U)

工藤 美代子/著 KADOKAWA

 ノンフィクション作家として、これまで数々の作品を書いてきた著者。この本では、霊感は強くないはずという著者が出会った、身近な日常生活の中の不思議な出来事が書かれています。
 街で出会う変な人たち、新品の時計に嫉妬する時計、また仕事場として借りたアパートで居るはずのない人たちを見たり・・・。しかし、恐怖だけでは語れない、その背景に隠された人間模様の切なさが伝わってくる作品です。
 最後に、小泉八雲をテーマに、作家の山田太一さんとの対談も収録されています。
(H.Y)
      
『恋する音川家』 『旅といっしょに生きてきた』
木下 半太/著 文藝春秋

 横浜で、一番ダンディでロマンチストの音川登、77歳。そんなおじいちゃんが、突然、頭の中だけ22歳の頃にタイムスリップ。女子大生にストーカー行為をして逮捕されたという驚きの出来事に家族はショックを隠せません。
 新作が書けない小説家の息子とその妻、そして二人の孫たちは、そんな登を心配しながらも、それぞれに自分の恋を謳歌します。家族を巻き込んで起こるドタバタの騒動、はたして音川家はどうなってしまうのでしょうか。
(R.K)

橋田 壽賀子/著 祥伝社

 ドラマの脚本家として有名な著者は、北極も南極も訪れ、豪華客船での世界一周クルーズを3回も経験している筋金入りの旅好きです。
 若い頃はユースホテルを利用して日本中を訪ね、多い年には1年に200日も泊まっていたといいます。海外にも出かけ、旅先でヘリコプターに乗れるツアーがあれば、たいてい乗り、北極点や活火山を空から眺めたことも。犬ぞりに気球にロバ…。普段とは違う目線から見た景色を楽しむ姿など、何でも試してみる元気さがたくさん溢れている1冊です。
(S.S)

『行くぞ!ロシナンテス』 『ヤバイLINE~日本人が知らない不都合な真実~』
川原 尚行/著 山川出版

 NGO団体「ロシナンテス」の設立者でもある著者は、福岡県北九州市出身。医師免許を取得後、日本大使館の医務官としてタンザニアへの赴任したのが彼の支援活動のスタートになります。
 スーダンで後発開発途上国の現実を目の当りにし、NGO団体を立ち上げ活動。医療だけでなく、子ども達の学ぶ機会のために学校を設立しています。
 そして2011年、「ロシナンテス」の活動の場所は国内へと移ります。東日本大震災という大災害に対し、ロシナンテスはすぐに行動を開始。医療支援は勿論、がれきの撤去などの力仕事まで行ってしまう。 読み進める程に、著者の力強く進んでいく姿にも誰もが勇気づけられます。
(N・Y)

槙武 宏・河 鐘基/著 光文社

 スマートフォンを持っているほとんどの方が「LINE」というメッセンジャーアプリをお持ちではないでしょうか?無料で使えるうえメール機能、ゲーム、スタンプなどユーザーを楽しませるコンテンツが盛りだくさんです。
 私達にとって生活するうえで手放せなくなったLINEですが、さまざまな社会的問題を引き起こし、メディアからも多大な関心を寄せられています。
 最近では「既読無視」や「既読スルー」という新しい言葉まで生まれ、便利になる一方で子供たちがいじめにLINEを使っていることも事実です。果たしてLINEの今後はどのようになっていくのでしょう。
(M.T)


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