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おすすめの本


No.564 平成27年8月
 
                   
『君がここにいるということ』 『村上さんのところ』
緒方 高司/著 草思社

 著者はこれまで25年間、小児科医として命の現場で奮闘してきました。この本には、彼が出会ってきた子どもたちとの物語が収められています。
 体の病気、心の病気など、病気はさまざま。幼い子どもたちと、そして、その子たちの病気と真剣に向き合い、子どもや親の心に寄り添った治療の様子からは、彼が本当に小児科医という仕事を好きだということが感じられます。また、救える命がある一方、そうでない命もあるという重い現実も受け止め、小児科医としてできることをより真剣に考えたという経験も綴られています。
 あらためて命の尊さを考えさせられる一冊です。

(R.K)

村上 春樹/著 新潮社

 今年公開された、期間限定サイト「村上さんのところ」には、作家村上春樹さんへの数多くの相談や質問のメールが寄せられました。終了までの119日間に、3万7465通にもなったそうです。著者は、その全てのメールを読み、その中から3716通を選び、返事のメールを書きました。本書では、その中から473通が収められています。
 世界的な作家でありながら、日本ではその素顔を見ることが少ない著者。仕事や家族のことなど身近な悩みから、小説の創作に関することまで、著者の言葉で語られています。
 心に響くメッセージと出会えるかもしれません。

(H.Y)

      
『バトル式 歴史偉人伝』
『おやじダイエット部 
新入部員 脱・メタボ14日間の旅!』
ペリー 萩野/著 新潮社

 歴史の教科書には必ず載っていて、日本史には欠かせない著名な人物たち。名前は知っていても、どうして歴史上に名前が残ったのか、説明できない事はありませんか?
 「時代劇研究家」を名乗る著者が、愛してやまない時代劇の主人公である歴史上の偉人たちを比較し、対決形式で紹介しています。
 同時代の人物対決から、時代を超えた人物対決で、この人って、こんな人だったの?という意外な話が盛り込まれ、教科書や時代劇よりも偉人たちをより身近な人物として感じられ、歴史を面白いと思わせてくれる一冊となっています。

(A.U)

桐山 秀樹/著 徳間書店

 ダイエットと聞くと食事制限、キツイ運動、そんなことが頭に浮かびます。美味しい物を食べながら、楽しく旅をしてダイエット!なんて夢のような話しですよね。
 おやじダイエット部は京都に始まり東京・大阪・静岡・福岡・佐賀・長崎などを全国各地さまざまな場所を訪れて美味しい物を食べながらダイエットに大事なポイントを学び、健康になって長生きをしようというお得なことが盛りだくさんな部活です!!
 ダイエットしようかなーと思っていた方は、是非この本を読んで健康王国へ出発してみて下さい。

(M.T)


『工作名カサンドラ』 『カブトガニの謎』
曽根 圭介/著 朝日新聞社出版

 奥多摩山中で起きた交通事故の車のトランクから、ひどい暴行を受けた男性が発見されます。のらりくらりと警察の追求をかわす彼の職場に目をつけた刑事の荻は、事件の真相を暴くべく奔走します。
 一方、自衛隊員の佐々岡は、身に覚えのないトラブルが原因で、自衛隊をやめざるを得ない状況に追い込まれていました。
 荻刑事が追う事件と、佐々岡の身の回りで起こること全てが複雑に絡み合います。この国の未来を揺るがす陰謀が明かされる、ハードサスペンス小説です。

(S.S)
惣路 紀通/著 誠文堂新光社

 生きている化石、カブトガニ。伊万里市の多々良海岸一帯は、カブトガニの繁殖地として国の天然記念物の指定を受けることになりました。
 そんな話題沸騰のカブトガニのこと、知りたいと思いませんか?進化をせずに、2億年も形を変えずにいる謎、どこで眠りどこで生活しているのか?何を食べ、何度脱皮を繰り返すのか・・・。
 伊万里の貴重な宝、「はちがめ」。その謎に迫ってみましょう!!

(Y.M)



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