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おすすめの本


No.567 平成27年9月
 
                   
『【超訳】広岡浅子自伝』 『昭和レトロ自販機大百科』
広岡 浅子/著 KADOKAWA

 10月から放送が開始された、NHK朝のドラマの主人公のモデルとなった広岡浅子。
 江戸末期、名家に生まれた彼女は、決められたレールの中、女子に学問は不要だという周りの無理解をどのように乗り越えて進んでいったのでしょうか?また、並み居る男性たちに負けないよう事業を拡大していくことができたのでしょうか。
 晩年は、女子教育の振興に力をそそいだ浅子の姿やその考えにせまります。

(A.U)

越野 弘之/著 洋泉社

 少しだけ昔、高速道路のパーキングエリアや山の中の駐車場には飲み物だけでなく、ハンバーガーやカップ麺の自販機が設置してありました。街中ではあまり見かけない食べ物の自販機には、人をワクワクさせる不思議な魅力があると思いませんか。
 今では滅多に見かけなくなったこの自動販売機の、豊富な種類と現在の設置場所を教えてくれます。本作で、今となっては消え行く定めの「食べる自販機」のノスタルジーに浸ってみませんか。

(N・Y)

      
『ワクチンX』
『お家に、帰ろう 殺処分ゼロへの願い』
桂 望実/著 実業之日本社

 なりたい性格になれるワクチンが開発され、広く販売されている日本が舞台の小説です。20年前にワクチン接種者第一号となり、ワクチン製造会社社長として奮闘してきた翔子のもとに、ワクチンの原材料死滅の報せが届きます。新しいワクチンが作れないまま、その効果が切れる時が近付きます。
 ワクチンによる性格変更で成功してきた翔子と、同じくワクチンの効果が切れようとしている他の接種者たちは何を思い、何を決断するのか…。人間の内面に迫った感動作です。

(S.S)


尾崎 たまき/著 自由国民社

 全国でいち早く「殺処分ゼロ宣言」をした熊本市動物愛護センター。その背景には、飼い主の勝手な都合から捨てられた犬猫たちのいのちと向き合う殺処分の現場がありました。センターでは、動物愛護団体や獣医師会とともに官民一体となって、同じ目標に取組みました。そして、職員と地域住民が連携して、2014年度には、開所以来初めて、犬の殺処分がゼロになったそうです。
 写真家である著者が、センターを取材し撮影した写真の数々。つらい現実に目をそらさず、覚悟を持って動物を飼うことの大切さが伝わってくるようです。

(H.Y)


『睡眠障害の子どもたち』 『ヒット文具を生み続ける独創のセオリー』
大川 匡子/著 合同出版

 夜遅くまで明るい照明の下で勉強したり、遅い時間に飲食したりと、子どもを取りまく環境は、近年、大きく変化しています。さらに、パソコンや携帯電話の長時間使用も加わり、睡眠時間は短くなってきています。他国と比べても、日本の子どもたちは睡眠時間が最も短いことが明らかにされているのです。
 子どもの心身の成長や発達に大きな影響を与える睡眠。特に、こころの問題は深く関連しています。子どもたちの健やかな成長のため、そして、子どもの心を理解するため、心身の不調と眠りとの関係をあらためて考えてみませんか。

(R.K)


宮本 彰/著 河出書房新社

 1927年創業の老舗文具メーカー、キングジム。
 ファイルやバインダーなど地味な商品が主力の堅実な会社というイメージを抱く方も少なくないと思われます。しかし、その背景には様々なアイデアを出し合い、「もっと使える文具」の開発に積極的に取り組んでいます。
 1988年に発売した「テプラ」が大ヒット商品となり、電子機器の部門でも注目され始めました。しかしながら、これで社風が変わったわけでもなく、他製品の隙間に入り込むような視点で製品開発を進め、競合を避けるようにして新製品を発売しています。その後、2008年に発売された「ポメラ」も大ヒットとなりました。このように次々と新製品を生み出す秘密を、社長自らこの本で語っています。

(K.S)



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