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おすすめの本


No.570 平成27年11月
 
                   
『娘になった妻、のぶ代へ』 『アクティブ・エンディング 大人の「終活」新作法』
砂川 啓介/著 双葉社

 人気アニメ「ドラえもん」の声を26年間演じた大山のぶ代さんが、認知症であるということが今年の春に公表されました。
 大山さんは直腸がん、脳梗塞と幾多の困難を乗り越えてきたものの、認知症によって、息子のように思っていたドラえもんのことすら分からなくなってしまいました。
 別人のようになってしまった妻の姿に、夫である著者は戸惑い、苦悩と葛藤の日々を送ります。
 その壮絶な介護の様子を赤裸々に綴っています。妻の病気を受け入れ、介護という現実と向き合い、二人が支え合って生きている姿が浮き彫りにされています。
(Y・O)


金子 稚子/著 河出書房新社

 日本は2007年に超高齢社会になり、急速に高齢化が進んでいます。そして、かつて「人生50年」と言われていた時代と異なり、身近な人の死を経験することが減ってきています。
 著者は、ジャーナリストだった夫の闘病中から、夫婦で「死」の前後についての情報が少なく、本当に必要とする時に得られないことが、気がかりだったと言います。本書では、医療やお金の問題など、死ぬその瞬間までどう生きたいか自分で考え選ぶ際に、参考になる情報が紹介されています。
 「死」について学び、身近な人との関係や自分の生き方を改めて見つめ直すきっかけになる1冊です。
(H.Y)

      
『ムーミンとトーベ・ヤンソン』
『脳が若返る快眠の技術』
実業之日本社

 今や世界で愛されているムーミン・トロール。このムーミンを描いたのは、スエーデン系フィンランド人の芸術家トーベ・ヤンソンです。
 両親も芸術家で幼い頃から絵を描いていました。画家・小説家としても活躍し、特に政治風刺を中心とする雑誌のガルム誌では、500点以上の表紙を手がけています。さらに2014年には、生誕100年を迎えました。
 ムーミンの歴史や仲間たちの紹介・グッズなど、ムーミンの世界とトーベ・ヤンソンの魅力がいっぱい詰まっています。
(A.S)

三橋 美穂/著 KADOKAWA

 「脳は眠っている間だけアルツハイマー型認知症の原因と考えられる老廃物を脳から排除する」、「睡眠効率の悪い人は、アルツハイマーになる可能性が5倍に」など、近年、認知症に睡眠が深くかかわっていることを示す研究データが世界中で発表されています。
 睡眠は日中の活動を支える土台。その土台をしっかり築くことが人生においてとても大切なことなのです。
 著者は、これまで一万人以上の悩みを解決してきた快眠セラピスト。しっかりとした、しかも質の良い睡眠にするために、眠りに関する正しい知識を学んで、それぞれの悩みに応じた効果の高い快眠法を実践してみませんか。
(R.K)



『激安食品の落とし穴』 『人間臨終考』
山本 謙次/著 KADOKAWA

 安い食べ物が世の中を支配している今、お手軽でとても安い298円のお弁当なんてスーパーに行けば今は当たり前のように並んでいます。安全な食品で実際にお弁当を作った場合は、298円でできるのでしょうか。家計を任されている主婦は、安ければ安いほど助かりますが、外国産や添加物がたくさん入った食品も多くあり、そんなものを食べても本当に大丈夫なんでしょうか。
 安い食品には、安いなりの訳がありました。
この本を読んで、その安さの真実を確かめてみませんか。
(M.T)


森 達也/著 小学館

 誰にでも平等におとずれる「死」。それは私たちにも歴史上に名前を残した有名人にも、必ずおとずれるものです。しかし有名人だからこそ、死亡原因が不明だったり、陰謀説が後世まで伝えられている人も少なくありません。
 この本では石川五右衛門からゲバラまで、その臨終までの様子を、史実と著者の推理を交えて書かれています。
 あの偉人に隠された意外な事実と臨終の様子に、人間らしい一面が見て取れる一冊となっています。
(A.U)



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