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おすすめの本


No.572 平成28年1月
 
                   
『パンデミック症候群 国境を超える処方箋』 『ファミリーヒストリー 家族史の調べ方・まとめ方』
勝田 義明/編 エネルギーフォーラム

 エボラ出血熱、SARS、鳥インフルエンザ…。近年外国で発生した伝染病。うまく実感できないニュースが連日放送されているのを見ていると、不安が膨らんでしまうことも多く、無意味な行動をとってしまうこともあるでしょう。
 いざその病気が流行した時、余分な行動が混乱のもとになったり、人伝てに聞いて過剰な対策をとってしまったりすることがあるかもしれません。
 「いざ、そのとき」のためにこの本では実例を交えながら適格に知識を伝えてくれます。
もしもの時に後悔しないためにも、事前に備えるつもりでこの本を読んでみてはいかがでしょうか?
(R・U)

宮 徹/著 WAVE出版

 家族、そして実際には会うことができない先祖の暮らしや生き方を知りたいと思ったことはないでしょうか。 自分のルーツを知り、子孫へも大切なことを伝えていくことができる家族史づくりに、関心が集まっています。しかし、時間の経過と共に、過去の出来事はそのままにしておくと忘れられてしまい、調査することが難しくなるそうです。
 著者は、曾祖父の名前を知らないところから始め、自らのルーツをたどり、家族史を書きました。その経験から、家系図づくりの基礎である先祖の調べ方や、家族史のまとめかたを分かりやすく紹介しています。
(H.Y)

      
『声に出して使いたい大和言葉』
『夜中の電話 ~父・井上ひさし 最後の言葉~』
斉藤 孝/著 扶桑社

 大和言葉とは、日本で生まれ、発達してきた日本固有の言語です。一つの言葉に日本人の繊細な感性が込められ、独特の風味を持っています。
 では、大和言葉にはどんな言葉があるのでしょうか。古典の世界でしか知らないような言葉が多いようなイメージを抱きますが、現代でもよく耳にする「おもてなし」や「手際がよい」、「さすが」も大和言葉なのです。
 リアルな体験が息づいていたり、日本の文化が香ったり・・・美しい大和言葉を使えば、きっと心が豊かになるはずです。普段の生活の中で声に出して使ってみませんか?
(R.K)

井上 麻矢/著 集英社インターナショナル 

 闘病中の井上ひさしが娘にかけた、真夜中の電話。明け方まで続くこともあれば、朝の八時、九時まで続くことも。それは父から娘へ、そしてこまつ座を託した次世代の支配人へと、切々と語られる人生訓そのもののようでした。
 シンプルに生きること、責任をもつこと、自律すること・・・。遺した言葉は、どれも胸に響きます。今を生きる私たちへ、そしてこれからを担う若者へ。井上ひさしの、最後の言葉の贈りものです。
(Y・N)

『世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論』 『テロリストの息子』
永崎 裕麻/著 いろは出版

 フィジー共和国は南太平洋上にあり、日本からは約7000km離れていて、330ほどの島々からなるとても小さな国です。2011年と2014年に世界幸福度調査で、93%もの国民が幸せだと感じており、世界でいちばん幸せな国と呼ばれるようになりました。
 フィジーの人達はみんなフレンドリーでとっても適当!「ケレケレ」という言葉一つで赤の他人でも周りの人たちはみんな助けてくれます。日本にはあまり馴染みのない習慣もたくさんありますが、とても素敵なものばかりです。あなたの日常が少しでも幸せになるように、フィジーの人達の習慣をすこしとりいれてみませんか。
(M・T)

ザック・エブラヒム+ジャフ・ジャイル/著 佐久間 裕美子/訳  朝日出版社

 イスラム過激派が起こした昨年フランスでのテロ事件には世界中に衝撃がはしりました。被害者の家族たちの悲しみは計り知れません。
 しかし、テロリストたちにも家族があるのです。平凡だった自分の家族がテロを企てたとしたら。
 この本の著者の父親は、米国でテロを実行し服役。その刑務所の中から仲間と共に世界貿易センタービル爆破の計画に荷担しました。
 父親がテロリストということで幼い頃から疑われ苦労や悩みを抱えてきた著者はどうやって、父親の呪縛から解放されていったのでしょうか。
 平和について考えさせられる1冊です。
(A.U)


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