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おすすめの本


No.578 平成28年4月
 
                   
『みんなの少年探偵団 2』 『吹けよ風 呼べよ嵐』
有栖川 有栖/他著 ポプラ社

 昨年没後50年を迎え、いまだに新しいファンを獲得している江戸川乱歩。現在活躍中の作家の中には、乱歩を愛読し、ファンを公言している人も数多く存在します。
 今回、乱歩の代名詞ともいえる少年探偵団にスポットをあて、人気作家たちが自分なりの少年探偵団の物語を繰り広げます。
 乱歩や少年探偵団だけでなく、ここに登場する人気作家たちのファンの方まで十分楽しめる一冊です。
(A.U)

伊東 潤/著 祥伝社

 戦国時代、同じ須田(すだ)一族に生まれた「満親(みつちか)」と「信正」は歳が1つ違いということもあり、兄弟のように育ち、初陣も同じ合戦でともに手柄を立てます。その後「満親(みつちか)」は「信正」の妹と夫婦となり、さらに結束を固めていきます。
 しかし、武田信玄の侵攻が彼らの運命を変えてしまいます。圧力に屈した「信正」が一族から離反したのです。なおも侵攻を続ける信玄に対し「満親(みつちか)」は義に厚いと言われる上杉謙信を頼ることを決めます。こうして敵同士となった2人の運命は?
(Y.E)


『音鉄 耳で楽しむ鉄道の世界』
『ピアノ、その左手の響き』
片倉 佳史/著 ワニブックス

 鉄道に魅了された人を「鉄ちゃん」「鉄子」など、呼称をつけるまでにその存在が取りざたされて久しい。しかも、鉄道ファンの層は幅が広く、楽しみ方によって「撮り鉄」「乗り鉄」「収集鉄」と言われるほどジャンルは多彩である。その中の一つ、耳で鉄道を楽しむ「音鉄」の魅力を紹介しているのが本書。
 列車の走行音をはじめ、駅の構内放送や駅員の号令、発車を知らせるメロデなど、あらゆる音源が鉄道と共に存在し、その音を通して地域の文化に触れ、鉄道の仕事に携わる人々の姿までも再認識することができる。
 そんな音鉄の奥深さを知ることで、鉄道の旅の楽しみ方もひとあじ違ってきそうです。
(Y.O)


智内 威雄/著 太郎次郎エディタス

 芸術家の父と音楽家の母を持つ著者。音楽のある環境で育ち、自然とピアノを弾くようになった彼は、練習を重ね、音楽大学へ入学。イタリアでレッスンを受けたり、ドイツに留学したりするなど、ピアニストをめざします。
 しかしある日、手に違和感を覚え、局所性ジストニアという診断を下されました。不随意で持続的な筋肉収縮を引き起こす神経疾患で、思うように指を動かすことができないのです。リハビリに励むも、以前のようなピアノの演奏はできず、彼は左手だけでピアノを弾くことを決心します。
 メディアで取り上げられ、注目を集める彼が、自身の人生と音楽の歴史について書いた一冊です。 
(R.K)

『いぬとわたしの防災ハンドブック』 『浮遊』
いぬの防災を考える会/著 パルコエンタテイメント事業部

 普段の生活の中で、地震や災害を想定して、避難の準備はしていますか?日本は地震や災害が多い国です。人間が助かるための備えはもちろんですが、飼っているペットについてはどうでしょうか。
 この本には、避難時に飼い犬を守るために、どのような行動を取ればよいのかを実例を交えて分かり易く説明されており、犬の避難グッズもイラストや写真入りで紹介されています。
 災害時に大切な家族である犬の命を守るためにはどのような事が必要なのか、この本を読んで準備してみてはいかがでしょうか
(M.T)

高嶋 哲夫/著 河出書房新社

 脳医学者である本郷は、運転中に重大な交通事故にあってしまいます。気が付いたとき、自分が浮遊しているような、不思議な感覚にとらわれていました。やがて聞こえてくる同僚の声、彼らを見たり、声をかけたりしようとしますが、何もできません。本郷に許されたのは、音を聞くことと考える事だけです。
 やがて彼は自分の置かれている状況を理解します。彼に残されたもの、それは同僚が極秘裏に回収した脳だけ。自分が作成した実験道具の培養液にただ浮いているだけの存在だったのです。
 この秘密の実験の中で、本郷はどんな運命をたどるのでしょうか?
(Y.E)

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