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おすすめの本


No.579 平成28年4月
 
                   
『疾風に折れぬ花あり』 『佐藤優さん、神は本当に存在するのですか?』
中村 彰彦/著 PHP研究所

 戦国時代、武将同士の子供を結婚させる政略結婚が行われていました。
 武田信玄の五女松姫も例外ではありません。相手は織田家の嫡男信忠です。しかし、両家の同盟が破棄されたため婚約は立ち消えとなります。その後信玄が没し、長篠の戦い以降、国力が低下した武田家へ信忠率いる織田家が侵攻してきます。そんな中、家中の幼子を連れ、武田領を脱出することになった松姫。有力武将の娘として時代に翻弄された彼女の運命は。
(Y.E)


竹内 久美子・佐藤 優/著 文藝春秋

 大学生時代は神学部に在籍し、宗教を学んだ「知の巨人」佐藤優さん。
 一方、京都大学理学部卒。動物行動学を専攻。「理系女子」として、科学の面白さを発信している竹内久美子さん。
 まさに考えが相容れないのではないかと思われる二人が、神様や宗教について語り尽くしました。
 「神様」や「科学」について、また別の視点で学び直すことのできる一冊です。
(A.U)

『清掃はやさしさ』
『日本一小さな航空会社の大きな奇跡の物語』
新津 春子/著 ポプラ社

 2013年、2014年の2年連続で、羽田空港は「清潔な空港世界一」の称号を得ました。本書は、東京ドーム17個分の広さを有する羽田空港の清掃員500名の中で、ただ一人の環境マイスターである著者の自伝です。
 中国残留孤児の父を持ち、中国でも日本でも「自分は何者か」を自らに問い続けてきた著者。やっと見つけた清掃の仕事で一流を目指すと決意してからの、熱意に満ちた人生が綴られています。全国ビルクリーニング技能競技会で最年少一位に輝いた時、恩人から言われた一言に涙が溢れます。
 NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』で一躍脚光を浴びた、誇り高い清掃員の軌跡です。
(S.S)


奥島 透/著 ダイアモンド社

 現代では、飛行機と言えば早く目的地に着くための移動手段に挙げられます。しかし、業界の常識を破るような航空会社が九州に存在します。熊本県にある天草空港を本拠地として、熊本・福岡・大阪への便で運営している「天草エアライン」です。所有している航空機は何と1機だけ。イルカのデザインを施されたプロペラ機で天草の空を行き来しているのです。
 この会社の運営を任された著者は、2007年にJALを退職して、2年後に社長に就任しましたが、その頃は財政状況が債務超過寸前という非常に厳しい状況だったのです。ところが、社長就任後5年間で、見事に会社を立て直しました。その手腕や心がけなど中小企業での様々な経営のヒントが見つけられる一冊となっています。
(K.S)


『新聞の正しい読み方』 『グッド・フライト、グッド・ナイト~パイロットが誘う最高の空旅』
松林 薫/著 NTT出版

 新聞の発行部数や定期購読者が減少し、新聞離れが加速している一方で、新聞の読者層は広がっているのが現状だそうです。その理由は、ネットの普及によるもの。紙媒体としての新聞は読まないという人でも、パソコンやスマートフォン等で「新聞記事」を目にすることは頻繁なのです。
 この本には、著者の新聞記者としての経験に基づいた新聞の構成や記事の中身の読み方、また、新聞特有の表現ルールなどが記されています。ネットの記事を正確に理解するためには「紙の新聞」についての基礎知識が必要だと言う著者。溢れる情報の中から記事を正確に読み解くためにも、「新聞の正しい読み方」を学んでみませんか。
(R.K)

マーク・ヴァンホーナッカー/著 
岡本 由香子/訳 早川書房


 子どもの頃から、地上を離れて大空を飛ぶことのできる飛行機に魅せられ、ついに旅客機のパイロットになった著者。この本は、大空を愛してやまない著者が、飛行機の操縦やコックピットからの眺めなど、空の旅の尽きない魅力を語っています。
 長距離を飛行するパイロットならではの視点から語られる体験の数々を読むと、実際に空旅をする時に、新たな発見と感動を味わえるかもしれません。
(H.Y)


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