『新世代CEOの本棚』 |
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『アンソロジー 餃子』 |
堀江 貴文/他著 文藝春秋
日頃から自分が好きなジャンルの本は手にとりやすいものですが、他の人が読んでいる本が気になる事はありませんか?
その中でも、今、日本経済の中心にいる若手CEOたちは、日頃どんな本を読み、役立てているのでしょうか?
現在、注目をあびている10名が、ジャンルを問わず自分が読んできた本を紹介しています。
それぞれの本は、どんなふうに経営に活かされてきたのでしょうか?CEOの考えにせまる一冊です。
(A.U)
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池田 満寿夫ほか/著 PARCO出版
大きなアツアツのそれを箸でむぎゅっとつかみ、さっと酢醤油につけ、大口を開けて頬張る。むちっとした皮を噛んだ瞬間に、口中に広がる肉汁とうまみ。迎え撃つのはごはんかあるいは、キンキンに冷えた生ビールか。 と、餃子にはうるさい作家のみなさんの愛すべき餃子の深い魅力。森まゆみや池部良、東海林さだおや片岡義男の、餃子にまつわるアンソロジー。こだわりのレシピやいきつけの店、失恋した時の味や、世界に広がる餃子の話などなど、読めば必ず、食べたくなる!
(Y.N)
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『ときめく化石図鑑』
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『しかえししないよ』
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土屋 香/著 山と渓谷社社
化石は、地層に残された過去の生物の遺骸や、過去の生物が作った痕跡です。三葉虫やアンモナイト、そして、生きた化石としてはカブトガニがよく知られています。茶色や灰色など、比較的落ち着いた色のものを想像しがちですが、宝石のように美しい色や輝きを持ったものがあるのをご存じでしょうか。
この本には、著者が「かわいい」「きれい」など、「ときめく」視点で選んだ化石が数多く掲載されています。化石に興味がなかった方も、女性ならではの感覚でつくられた本で、化石の魅力を感じられることでしょう。
(R.K)
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日野原 重明/著
いわさき ちひろ/絵 朝日新聞出版
作詩をされている日野原重明さんは、現在104歳になられているにも関わらず、現役で医師をされているスーパーおじいちゃんです。いのち・死・生き方・戦争・いじめなどについてのメッセージが込められた著書を世の中に発信し続けていらっしゃいます。
また、いわさきちひろさんは、常に子供の幸せと平和をテーマとした作品を数多く残されています。
日野原重明さんの詩といわさきちひろさんの絵が調和し、いのちのメッセージが心にグッと込み上げる素晴らしい作品となっています。
(M.T)
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『天下一の軽口男』 |
『オリーブの丘へ続くシリアの小道で』 |
木下 昌輝/著 幻冬舎
難波村に習い事は長続きしないが、人を笑わせる事が大好きな彦八という少年がいました。
彼は将来、天下一のお伽衆と呼ばれた「安楽庵策伝和尚」のように、人を笑わせて生活できればと考えるようになります。
やがて、大きくなった彦八はその夢を叶えるべく村を出ていきますが、その道は決して平坦なものではありませんでした。お伽衆の様変わりした現状、彦八の才能に対する嫉妬や妬み、彦八は大きな挫折を味わいます。しかし、彼は人を笑わせる事をやめませんでした。少年時代、村から出て行った幼馴染。
いつか再会した時、その少女を自分の芸で笑顔にするために…。
(Y.E)
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小松 由佳/著 河出書房新社
登山に魅せられ、国内外の山に登った著者。しだいに自然とともに、そこで生活する人間の姿に惹かれたと言います。そして、写真家となった著者は、内戦が続くシリアや、国外へ逃れた人々を取材し、本書で、一人一人の人生を文章と写真で記録しました。
混迷する政治情勢の犠牲になった人々は、シリアに対し、何を考えているのでしょうか。
ニュースでは伝えられないシリアの人々の想いや現状が、写真に映し出された彼らの表情から伝わってくるようです。
(H.Y)
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