| 『日本一小さな航空会社の大きな奇跡の物語』 |
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『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう（２）
～両国橋のご落胤～』 |
奥島 透／著 ダイヤモンド社
現代では、飛行機と言えば早く目的地に着くための移動手段に挙げられます。しかし、業界の常識を破るような航空会社が九州に存在します。熊本県にある天草空港を本拠地として、熊本・福岡・大阪への便で運営している「天草エアライン」です。
所有している航空機は何と１機だけ。イルカのデザインが施されたプロペラ機で天草の空を行き来しているのです。この会社の運営を任された著者は、２００７年にＪＡＬを退職して、２年後に社長に就任しましたが、その頃は財政状況が債務超過寸前という非常に厳しい状況だったのです。ところが、社長就任後５年間で、見事に会社を立て直しました。
その手腕や心がけなど中小企業での様々な経営のヒントが見つけられる１冊となっています。
（Ｋ．Ｓ）
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山本 巧次／著 宝島社
江戸と現代を行き来できるという秘密を持った祖母の家を譲り受けた優佳は、江戸時代では「おゆう」として二重生活を送っています。
江戸で、八丁堀同心伝三郎の捕り物の手伝いをはじめていたおゆうの元に、小間物問屋の主人から依頼がきます。息子を取り上げた産婆から、子供を取り違えていたという強請りまがいの手紙がきたので、息子が実子かどうか調べてほしいというのです。その依頼を受け産婆おこうの行方を追い始めたおゆう。
その頃、伝三郎も大名のご落胤探しでおこうの行方を捜していたのです。つながる二つの事件。おゆうは現代の科学捜査を活用しながら、ご落胤騒動の真相に迫ります。
（Ｕ．Ａ）
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『働くお母さんの楽しみ方』
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『さよならクリームソーダ』
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西郷 美穂子／著 朝日新聞出版
著者は妊娠を機に仕事を辞めました。しかし、数年後、三人の子育てと家事をこなしながら、仕事に復帰するという選択をしたのです。そんな彼女はどのように時間を使い、日々を楽しんでいるのでしょう。
仕事探しの方法や家族の協力の必要さ、限られた時間の中でいかに子どもたちとスキンシップをはかるかなど、この本には、実際に彼女が働きたいという気持ちを固めてからのことが書いてあります。忙しい毎日でも、家族との時間や地域とのおつき合いを大切にし、さらに、自分磨きも忘れず上手な時間の使い方を実践している著者。働くお母さんの参考になる一冊です。
（Ｒ．Ｋ）
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額賀 澪／著 文藝春秋
美術大学で出会った入学したての１年生寺脇友親と、イケメン先輩の柚木若菜、この二人の主人公が織りなす青春ストーリー。
新生活をスタートさせた友親。お金を工面してくれるという母の申し出を断ったものの、結局お金が底をつき食べ物が買えず困っていると、あまり面識もない若菜が友親にお金を貸してくれるというのです。友親は貸してもらった大金の出所を探りますが・・・。２人が抱える家族問題や、過去の恋人、自殺・・・ものすごい展開が待ち受けています。
いろいろ問題が待ち受ける中、若い彼らが過ごすキャンパス生活はどのようなものになっていくのでしょうか。
(Ｍ．Ｔ)
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| 『主夫のトモロー』 |
『納豆のはなし 文豪も愛した納豆と日本人の暮らし』 |
朱川 湊人／著 NHK出版
生は想定外の事が起こるもの、だから驚かない。そんなトモローも、２つも続いたこの日は驚いた。
１つ目は、働く会社が整理され無職となったこと。２つ目は、彼女に「じゃあ、結婚しよう」と言われたこと。彼女は、「一流デザイナーを目指す自分が外で働き、トモローが家事をしながら、夢である小説家を目指せばいい」というのです。義理の両親も主夫業には好意的だったのですが・・・。子どもができてから感じる世間の目、そして孫のためにと心境が変化した義理の母。主夫トモローと家族の進むべき道とは・・・。
（Ｙ．Ｅ
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石塚 修／著 大修館書店
日本人の食生活に欠かせない納豆。その起源には諸説ありますが、現代までの長い間、日本人の暮らしに身近な伝統食品として愛されています。
この本では、松尾芭蕉の俳諧、また夏目漱石や他の文豪による小説、随筆など文学作品に描かれた納豆について、その作品や時代背景の解説と共に紹介しています。納豆をキーワードに、時代を越えて当時の暮らしに想いを馳せ、納豆の新たな一面を発見してみてはいかがでしょうか。
（Ｈ.Ｙ）
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