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おすすめの本


No.583 平成28年6月
 
                   
『内田樹の生存戦略~悩める人、いらっしゃい~』 『日本酒ドラマチック 進化と熱狂の時代』
内田 樹/著 自由国民社

 人生の中で、切羽詰まった状況になったとき、入ってはならない袋小路に迷い込んでしまったとき・・・。「なぜ、あなたは自分からその状況に陥ってしまったのでしょう?」との問いかけから始まる、深くて、わりと冷淡な人生相談。
 政治や経済、世界情勢のモヤモヤに、そして、大人の常識や蔓延する不条理に、内田樹先生が鋭く突っ込みます。クールにかつリアルに自己点検をする。そういった作業が、今一番必要なのだと・・・。
 さあ、悩める人、いらっしゃい。

(N.Y)

山同 敦子/著 講談社

 近年、日本酒は古い酒、オヤジの酒というイメージが変わり、お洒落でかっこいい新しい日本酒として世に出てきています。
 背景には、1970年代半ば以降に生まれた、酒蔵の跡継ぎたちの理想の味を目指す情熱と努力がありました。
 この本は、著者が10年以上に渡って蔵元たちを取材し、醸造技術など酒造りにかかわる開発の過程を描いたルポルタージュです。
 仲間として、ライバルとしてお互いに切磋琢磨する彼らの姿を知り、日本酒の奥深い世界を覗いてみてはいかがでしょうか。

(H.Y)



『先生、イソギンチャクが腹痛を起こしています!』
『たどりつく力』
小林 朋道/著 築地書館

 著者の小林先生は、鳥取環境大学の教授で、動物行動学が専門です。
 小林先生のゼミでは、様々な生き物の行動を観察し、研究しています。そして、この研究の中で動物たちは、思いもよらない行動をしている事が確認されているのです。本のタイトルにもなっている、イソギンチャクが腹痛を起こしている姿を皆さんは想像できますか?他にもコウモリやモモンガ、ヤギなど様々な生き物の行動や習性を本書では紹介しています。
 生き物の知られざる生態に興味がある方は是非読んでみてください。

(Y.E)

フジコ・ヘミング/著 幻冬舎

 スウェーデン人の父と日本人の母との間に生まれたフジコ・ヘミング。今や世界的に有名なピアニストの一人となった彼女ですが、いじめにあったり、右耳の聴力を失ったりと、幼い頃から苦労の連続でした。
 この本は、彼女が“私の命”とまで言うピアノとともに歩んできた人生を語った一冊です。
 現在83歳。生涯ピアノを弾き続けるという彼女のピアノに対する熱い思いが伝わってきます。

(R.K)

『疾れ、新蔵』 『スヌーピーのひみつAtoZ』
志水 辰夫/著 徳間書店

 幼い姫を国許へ返すという密命を果たすため、越後岩船藩の中屋敷から姫を連れ出した新蔵。借金まみれの駕篭屋や正体不明の女と道中を共にしながら、迫りくる追っ手をかわしていきます。
 旅が進むにつれ、姫の故郷近くの元銀山の秘密と、追っ手たちの思惑が複雑に絡み合います。
 旅が終わる最後の最後まで意外な真実が隠されている、時代小説です。

(S.S)
チャールズ・M・シュルツ/他著 新潮社

 スヌーピーと仲間たちが繰り広げる日常を描いた「ピーナッツ」。作者のシュルツ氏が1950年に発表してから現在まで、世界中の人たちに愛されています。
 たわいのない日常にも、大切な事がたくさんあることに気付かせてくれ、みんなの心を癒してくれるピーナッツはどうやって生まれたのでしょうか?
 ピーナッツの仲間たちとシュルツ氏の創作の秘密に迫ります。

(U.A)


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