『五能線物語「奇跡のローカル線」を生んだ最強の現場力』 |
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『うまい先生に学ぶ 学級づくり・授業づくり・人づくり』 |
遠藤 功/著 PHP研究所
秋田県から青森県を繋ぎ、雄大な日本海の海岸線をひた走るローカル線。それが五能線です。
観光列車の先駆けであり、年間十万人以上の乗客が乗車します。しかしそんな五能線が辿ってきた道のりは決して平坦ではありませんでした。
かつての国鉄民営化による徹底したコスト削減のため、五能線は廃線の危機を迎えます。廃線を免れ、五能線存続のために若手チームが提案したのは観光路線化でした。
その一方で「わざわざ五能線に乗りに来る人間なんていない」と社内から多くの反対の声があがります。逆境を跳ね除け、今では「日本一乗りたいローカル線」と呼ばれるようになった五能線の軌跡を記した一冊です。
(S.S)
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鹿嶋 真弓/編集 図書文化社
アクティブ・ラーニング、スチューデント・センタードって言われているけれど、どんなことをすればいいのだろうか。
現在教職に就いているほとんどの先生たちには、自分たちが学生時代に受けた授業とはかなり異なる授業が求められています。 他の先生たちの実践を見たい!授業研修をしたい!そんな先生たちへ学級経営から授業構成にいたるまで分野ごとに具体的なヒントがたくさん詰まった1冊です。
実際に取り組まれている事例が紹介されています。改善点や注意する点などすぐに実践できそうなアイディアが満載。
ぜひ参考にしてみてはどうでしょう。
(M.K)
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『世界の著名人が伝えていたヒロシマからの言葉』
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『九十三歳の関ヶ原』
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佐藤 美由紀/著 双葉社
2016年5月、現職の米大統領として初めてオバマ大統領が広島を訪問しました。
核兵器の恐ろしさを伝える広島の平和記念公園には、これまでも世界中から多くの著名人が訪れています。彼らは、資料館で被爆資料を見て、原爆ドームや慰霊碑を訪れ、何を感じ考えたのでしょうか。
この本では、政治家や作家、俳優など各界の著名人が伝えた言葉を、その背景とともに紹介しています。
世界で唯一の被爆国である日本。世界に向けて、その役割を再認識するための1冊です。
(H..Y)
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近衛 龍春/著 新潮社
戦国時代、鉄砲の出現はこれまでの合戦を大きく変えた。弾と火薬を込め、引き金を引けば老若男女誰でも等しく敵に損傷を与える兵器。
しかし、この鉄砲を良しとせず、今まで鍛えた弓の腕一つで多くの戦場を駆け抜けた武将がいた。
名を大島光義という。彼はその技をもって信長本人が指揮する軍を停止させ、秀吉の軍に勝利し、家康にその腕を認めさせた。
そして93歳となった光義は、人生最高の一矢を放つため、最後の戦場となるであろう関ヶ原へ向け出陣するのだった。
(Y.E)
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『あそびのじかん』 |
『新・怖い絵』 |
しみず みえ/著 英治出版
子どもたちの成長を促すためにとても大切な遊び。しかし、現在の子どもたちは、果たしてのびのびと遊べているのでしょうか。
おもちゃメーカーで企画開発をしたり、キッザニア東京の創業に携わってきた著者が、子どもたちの遊びと関わってきた経験を活かし、「あそび」の姿を紹介しています。
子どもと一緒に楽しめる遊びやすぐに取り入れられるアドバイスも掲載されているので、子どもに関わる人たちにぜひとも読んでほしい一冊です。
(R.K)
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中野 京子/著 角川書店
世界中の美術館には、美術史に名を残す著名な画家たちの美しい絵画が多数展示してありますが、中には異質ともいえる題材をモチーフにした絵画も存在します。
病に倒れる人や亡くなった妻の様子など綺麗なだけでない、人間の本質にせまるような絵画たち。
このような絵画たちは、どうやって生まれてきたのでしょうか?
名画をまた別の視点で楽しむことのできる1冊です。
(U.A)
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