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おすすめの本


No.588 平成28年9月
 
                   
『天下を計る』 『よっつ屋根の下』
岩井 三四二/著 PHP研究所

 病床の枕元に信頼する家臣を呼び、若き当主と御家の事を頼み、権力を握りつつあった秀吉に気を付けるよう言い残して、120万石大大名「丹羽長秀」はこの世を去った。
 残された家臣は遺命を守ろうとしたが、その能力を欲した秀吉に丹羽家の取り潰しを暗に示され、配下になることを決断する。
 その後、丹羽家を案じながらも、豊臣政権下で頭角を現し、やがて五奉行の1人となる。しかし、秀吉の老いと考え方に危機を感じた時、亡き主君の言葉を思い出す。「秀吉にたらし込まれたら、その場は良くても将来はない」
 これは武将、算用師として一流の腕を持った「長束正家」の生涯の物語。

(Y.E)

大崎 梢/著 光文社

 勤め先の大病院で不祥事が起こり、患者の命を守るため改善しようして、地方の病院へ転勤になった父。その父を一人にできなくて、慣れた都会での学校生活から離れ、一緒に引っ越しをした兄。また、思い悩みながらも一緒に付いていけず、密かに自分を責め続けた母と妹。
 違う場所に暮らしていても、自分の気持ちと向き合い続け、また家族それぞれの気持ちに思いを巡らす親子。
 それぞれが選んだ場所で、新たな自分を見つけていく家族四人の姿に勇気が湧いてくるような1冊です。

(H.Y)

『あおぞら町 春子さんの冒険と推理』
『ブラタモリ 1 長崎 金沢 鎌倉』
柴田 よしき/著  原書房

 主人公の春子は、二軍のプロ野球選手を夫に持つ専業主婦。青空市で新婚生活を送っています。
 夫を支えようと、スポーツ栄養学の講座に通ったり、同じマンションに住む一人暮らしのお年寄りへの食事プレゼントの準備をしたり、彼女の日常は穏やかに過ぎていきます・・・が、時々「ちょっと変」なことが起こるのです。
 その「ちょっと変」なことを推理し、冒険し、解決へと導く春子。そこには一体どんな謎がかくされているのでしょうか。
 彼女のまっすぐに頑張る姿を応援せずにはいられない一冊です。

(R.K)

NHK「ブラタモリ」制作班/監修
KADOKAWA


 NHKの人気番組、「ブラタモリ」。まちを歩きながら、その土地の歴史や文化、そして、まちの成り立ちや、隠された歴史など解き明かします。
 すると、思いがけない大発見や、目からうろこが落ちる、驚愕の新事実が・・・。
 長崎は、池島炭鉱の古い炭鉱のまちについて。金沢はデザインが時代で変わる、金沢城跡の石垣の不思議。鎌倉は江の島から鎌倉大仏までの極楽寺切り通し経由のルートとその背景。
 いろんな角度から見ると、まちの景色が変ってきます!一緒に旅をするつもりで、ブラっと読んでみませんか?

(N.Y)


『スペース金融道』 『ベルサイユの秘密~女子大生桜川東子の推理』
宮内 悠介/著 河出書房新社

 太陽系外の星、二番街で上司のユーセフと二人で金融の取り立てをしている主人公。最悪上司ユーセフの極悪っぷりは主人公をいつも困らせます。そして、お金を貸す相手はなんとアンドロイドなどの人類以外のものが主で返済する能力があれば誰にでもお金を貸しています。逃げる相手には地獄の果てまで追いかける…彼らはいったいどんな返済相手と出会うのでしょうか。
 SF好きな方へお勧めの一冊です。

(M.K)


鯨 統一郎/著 光文社

 渋谷区の繁華街の外れにあるバー「森へ抜ける道」。そのバーにいつも集まる常連たちの話題になるのは、なぜか事件のことばかり。
 夜な夜な行われる推理談義。その主役は、大学院でメルヘン研究に勤しむお嬢様の桜川さん。職業探偵や現役刑事を差し置いてするどい推理を繰り広げる安楽椅子探偵桜川さん。彼女に持ち込まれる今回の事件とは?
 著者の人気シリーズ、最新作です。

(U.A)



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