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おすすめの本


No.590 平成28年10月
 
                   
『〆切本』 『天晴れアヒルバス』
左右社編集部/編 左右社

仕事をしていると、多かれ少なかれ文章を書かなければいけない事態に陥ることがありませんか?そんな時にすらすらと文章が書ける人ばかりではないのでは?実は『文豪』と言われた人達も文章が書けず大変な思いをしていたのです。
この本では、明治の文豪から現代の作家まで様々な作家たちが「文が書けない」ことを綴った文章を集めたものです。 作家の大変さを実感すると同時にわが身に置き換えて、思わず胃が痛くなりそうな文章がそろっています。
(A.U)

山本 幸久/著 実業之日本社

アヒルバスで働く「デコ」こと高松秀子は、今年12年目のベテランバスガイドです。就職して数年後には、ガイドによるツアー企画の提案やキャラグッズの製作等多くの実績を残してきました。しかし、現在では企画は通らず、グッズは在庫を抱える状況です。
そんなある日、急病の後輩の代わりに外国人ツアーのガイドをするよう上司に言われます。引き受けた「デコ」でしたが、同行する通訳ガイドが社内外で評判の悪い本多と聞いて愕然とします。
 一体どんなバスツアーとなってしまうのでしょうか。
(Y.E)


『美術品でたどるマリー・アントワネットの生涯』
『絵でわかる 似ている英単語の使い方』
中野 京子/著  NHK出版

 オーストリアの名門ハプスブルグ家の皇女として生を受けたマリー・アントワネット。母は女帝として政治や統治にその敏腕ぶりを発揮したマリア・テレジア。偉大なる母は遠い存在で、寂しさを感じつつも、アントワネットはプリンセスとして平凡な日々を送っていました。 しかし、14歳の時、本来姉が嫁ぐはずだったフランス王太子と結婚、それは彼女の波乱に満ちた運命の幕開けでした。
 ヴェルサイユでのしきたりを無視し、自由な生活を求めるあまり、国の財や大衆への無関心が仇となって、アントワネットは地位も名誉も失い、辱めを受けながら、断頭台で38年の生涯を閉じました。
 肖像画やアントワネットが身に着けていたもの、直筆の手紙などの美術品を題材に、歴史に翻弄されたアントワネットの生涯をたどった一冊です。
(Y.O)


石井 隆之/著  明日香出版社

 本の表紙にも紹介されていますが、英語の“tall”と“high”の違いをみなさんお分かりですか。どちらも日本語にすると「高い」という意味になりますが、使い方は大きく異なります。このように意味の似ている言葉を100語取り上げて、英単語が持つそれぞれの意味やニュアンスを絵や図を使って解説しています。
 英語では1つの意味に対応する単語が複数個存在しますが、日本語の単語は1つだけの意味を表すことが多く、英語のように他の単語では置き換えることが難しいので、その違いについても項目ごとに分かりやすく説明しています。
 意味がよく似た複数の単語をしっかりと理解する方法を学ぶことで、「語彙力の増強」を目指す本です。
(K.S)

『I love letter 』 『農ガール、農ライフ』
高原 英里/著 講談社

 メールが普及している今の時代に文通だなんて・・・いやいやそんなことはありません。
主人公は不登校の引きこもり岳彦と、岳彦の母の妹、末っ子のむーちゃん。チャラチャラとした生活を送っているむーちゃんは2人の姉から良く思われていません。
 そんなむーちゃんは、なんと会社を立ち上げ、文通を主とした会社『ILL(I love letter)』の社長をしていて、岳彦はむーちゃんに誘われILLで働き始めます。文通の相手はお客様。スタッフが手紙の返事を書くという何とも不思議な仕事ですが、一体どんなお客様との出会いが2人を待ち受けているのでしょうか。
(M.T)

垣谷 美雨/著 祥伝社

 主人公の久美子は32歳。大学を出て就職した会社は倒産。その後、派遣で職を転々とし、現在の会社も今日で派遣切りという日、同棲相手にふられ、同時に住まいまでも失うことに。そんな時、テレビの「農業女子」特集を偶然目にし、農業で生きていこうと決意します。
 農業大学校に入学し、野菜づくりの知識と技術を習得し、その後は農地を借りてたくさんの野菜を…と希望に満ちていましたが、現実はとても厳しいものでした。
 まわりの人に助けてもらいながらも、自分で道を切り開いていく一人の女性の物語です。
(R.K)

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