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おすすめの本


No.601 平成29年3月
 
                                     
『結婚の嘘』 『敵の名は、宮本武蔵』
柴門 ふみ/著 中央公論新社

これから春に向けて結婚式のシーズン。夫婦での新しい生活を始める方も増えてくると思います。
 しかし、いざ結婚生活を始めてみると、理想と違うことばかりで、自分だけが苦労しているように思えてくる時もあるのでは?そう思う時、「あなたは世間の“嘘”にだまされている。」「実はみんな同じように苦労している。」と著者は語っています。
 結婚生活の中で気付いた男女の考え方の違いなど、「結婚」の真実について語ります。
(U.A)

木下 昌輝/著 KADOKAWA

 二天一流の開祖にして五輪の書を残した宮本武蔵は、生涯で六十数度の果し合いを行い、無敗であったと伝えられています。
 果し合いの中でも特に巌流島の戦いが有名で、他の戦いも多くの伝説や物語として今なお語り継がれています。
 では、戦った者たちはどんな人生を歩み、武蔵と剣を交えることになったのでしょうか。
 武蔵と戦い敗れ去った者たちの物語が、今、紐解かれます。
(Y.E)

『北斎漫画、動きの驚異』
『幸田家のことば 知る知らぬの種をまく』
藤 ひさし、田中 聡/著 
河出書房新社


 世界美術史にジャポニズムという波をおこして印象派に多大な影響を与えた江戸の天才絵師、葛飾北斎。北斎が残した『北斎漫画』には一コマ漫画のように笑いを誘う絵や、コマ割りしたページ、人の動きを時間で分割して描いた絵もあり、アニメーションの元祖的存在とされています。本書はその“動き”に焦点をあて、“動き”を様々な角度からみることで絵師、葛飾北斎の表現力を紹介します。
 目に見えない風や水を表す線。線の角度によって生まれる馬の疾走感など、線がリズミカルに走り、生まれる動きをみることで、線画の妙技ともいえる北斎の画力を堪能できます。
(Y.M)


青木 奈緒/著 小学館

 曾祖父・幸田露伴、祖母・幸田文、母・青木玉、そして筆者と四代をつなぐことば。本書はその幸田家のことばから、筆者が生きる道理を紐解くエッセイ集です。筆者が「絶滅危惧種」と呼ぶだけのことはあり、確かに私達にはなじみのない言葉が多いのですが、意味を知ると面白く、身の引き締まる思いがしたり、ほっと肩の力が抜けたり…。
 露伴・文が使っていたことばが玉の中に生き続け、それが筆者に受け継がれていく。その様子は、普段何気なく使うことばだからこそ生活に根づき、家族の生き方・暮らし方を表し、知らず知らずのうちに心のよりどころとなることを私達に教えてくれます。
(T.I)

『ガータロ』 『日本フィギアスケートの軌跡』
渡辺 まり子/著 海鳥社

 幼い頃の著者にとって、父親はバイクの運転が上手で、まるでスーパーマン。立ち泳ぎ、パソコンの改造などをする父を凄いと思っていました。長崎の五島で真面目に一生懸命に教師を務め、退職後は陶芸や囲碁をしたり、古文書の勉強をして五島の歴史を探ったりと、好奇心旺盛な父をみてきた著者。しかし、記憶が混濁し、「なんも分からん」と嘆く老いた父の姿を目の当たりにします。
 著者自らも病を抱えながら、認知症になった父を介護する日々を書きとめた日記の中に、父への尊敬と深い愛情が綴られています。
(Y.O)


宇都宮 直子/著 中央公論新社

 冬の人気スポーツのひとつ、フィギュアスケート。氷の上で、華麗に舞い、自由自在に跳ね回るスケーターの姿は、実にかっこいいものです。日本のフィギュアスケート界では、これまでに多くの名選手が輩出されてきました。さらに、今も新たな若い選手たちに注目が集まっています。
 この本には、女性として世界で初めてトリプルアクセルを成功させた伊藤みどりさんから、現在活躍中の羽生結弦選手まで9名の選手が紹介されています。彼らの言葉から、ライバルとの激しい闘い、そして、自分自身に打ち勝つ闘いの裏にあった素顔が見えてきます。
(R.K)



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