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おすすめの本


No.605 平成29年5月
 
                                     
『スマホ廃人』 『いま知っておきたい天皇と皇室
気になる動向と素朴な疑問に答える本』
石川 結貴/著 文藝春秋

 日本小児科医会は2013年に、「スマホに子守をさせないで!」というポスターを作成しました。脳や体が発達する大切な乳幼児期にスマホを見せていては、親子間の心の交流が減ってしまうという警鐘です。
 しかし、2015年の実態調査によると0歳~5歳のスマートフォン接触率は58.8%、子どもを静かにさせたり、遊ばせたりと子育てにますます利用されています。
 スマホの不の影響を懸念する著者があらゆる世代を取材し、問題を提起しています。
(N.K)


山下 晋司/著 河出書房新社

 天皇陛下が退位のお気持ちを発表されてから、退位に向けて皇室典範の改正など多くの準備が進められています。
 また、皇族の眞子様の婚約発表がされるなど、多くの国民の注目が皇室に集まっています。
 しかし、天皇陛下をはじめ皇族の方々がプライベートをどのようにお過ごしになられているのかは、私たちはあまり知る機会がありません。
 元宮内庁職員の著者が、知られざる皇室の内情に迫ります。
(Y.E)

『「宗教」のギモン、ぶつけちゃってもいいですか?』
『かがみの孤城』
島田 裕巳/著 実務教育出版

 日本ではお正月になると、神社とお寺の両方に初詣にでかけます。お寺と神社が近くに混在するのもよく見かけます。でも、日本人は仏教徒が多くお葬式などは仏式がほとんどです。それはなぜなのでしょうか?
 また、キリスト教はなぜ世界中に広まったのでしょうか?イスラム教の信者が本当にテロを行っているのでしょうか?
 毎日の生活やニュースの中で、だれでも疑問に思うような宗教に関するギモンに、宗教学者である著者が答えます。
(A.U)
        
辻村 深月/著 ポプラ社

 心に闇を抱え、いろいろな事情により学校に通うことが出来なくなった中学生7人の物語です。
 ある日突然部屋の鏡が光り始め、輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこには、自分と似た境遇の7人が集められていたのです。現実世界では会うことなく、お城の中だけで時間を共有する彼ら。でも、やがて現代へと繋がっていきます。
 今現在、いじめで悩んでいる人や生きづらさを感じている人、その家族の方には是非読んで頂きたい一冊です。
(T.O)


      
『描き文字のデザイン』 『できることを取り戻す魔法の介護』
雪朱里/著 大貫伸樹/監修 
グラフィック社


 コンピュータや写植が無い時代、タイトルやロゴなどの文字は全て手書きで作られていました。現在でも大河ドラマや映画の題字など、一度は目にしたことのある文字がデザイナーの手書きによってつくられています。
 本書は、日本を代表する45人のデザイン作家の描き文字デザインを紹介します。橋口五葉が装丁した『我輩は猫である/夏目漱石』の題字の文字の美しさや、柳瀬正夢が手掛ける『蟹工船/小林多喜二』などプロレタリア文学作品の題字の力強さなど。
 明治・大正・昭和と時代を反映した描き文字のデザインをなぞることで歴史の流れを感じることができます。
(Y.M)

にやりほっと探検隊/著 ポプラ社

 危険な目に遭いそうになってひやりとしたり、はっとしたりすることを「ヒヤリハット」と言い、医療や介護の現場では事故などを未然に防ぐ取り組みがなされています。
 しかし、その「ヒヤリハット」の考え方だけでいいのだろうかと、「にやりほっと」の発想が取り入れられている介護の現場があります。「にやりほっと」とは、一人一人の個性に向き合い、笑顔をさがしていこうというものです。
 高齢者が「できること」「得意なこと」を見つけ、できる役割を持ってもらうことで、健康的な生活を取り戻す・・・介護施設のスタッフだけでなく、自宅で介護されている方にも参考になるのではないでしょうか。
(R.K)



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