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おすすめの本


No.619 平成29年12月
 
                                     
『ノーベル賞117年の記録』 『ていだん』
ノーベル賞の記録編集委員会/編 山川出版社

 今年のノーベル賞でカズオ・イシグロが文学賞を受賞したことは記憶に新しいところですが、そもそもノーベル賞とはいかにして創設され、どのように受賞者を決定しているのでしょうか。そんな疑問に答えてくれるのがこの一冊です。
 117年もの歴史を持つノーベル賞を年ごとに振り返り、これまでの全受賞者が掲載され、世界に影響を与えた業績の数々が紹介されています。
 ノーベル賞の歴史を知り、人類の英知に触れてみませんか。
(R.K)


小林 聡美/著 中央公論新社

 女優でありながら人見知り。友人の数も極端に少ないという著者。普段の自分では、全く不向きだとしか思えないホスト役をやってみたらどうなるのか?
 不安だらけながら、著者が一度はあってみたかったミュージシャンや作家や女優など、多種多様な職業の人達とあえて三人形式の『鼎談』で語り合います。
 三人だからこそ引き出せたゲストや著者の意外な発言が面白い一冊です。
(A.U)


『世界遺産パルミラ 破壊の現場から』
『明治維新血の最前線~土方歳三 長州と最後まで戦った男~』
西藤 清秀ほか/編 雄山閣

 2011年から現在に至るまで紛争状態が続いているシリア。多くの犠牲者と難民が生まれるその影で、武装集団ISによって破壊された世界遺産があります。
 この本では、シリア砂漠に位置しシルクロードの中継地として栄えたパルミア遺跡を中心に、破壊・略奪された文化財群について記されています。また、軍事拠点として破壊・改造された博物館や遺跡も紹介し、今までとこれからの修復保護活動にも焦点を当てています。人々の暮らしだけでなく歴史も破壊
する紛争の現実を、多くの写真資料とともに紐解きます。
(S.S)


星 亮一/著 さくら舎

 明治維新より150年。新政府軍と戦い今だに多 くのファンを持つ新選組。彼らの本来の任務は天皇が御座する京都の安全を守るというもの、官軍のはずだった。
 勝てば官軍、歴史は勝者が作る物の言葉どおり、新政府軍と戦い敗者となった新選組は賊軍へと扱いが変わる。
 明治維新という大きな時代の波が日本中を駆け巡る中、鬼の副長と恐れられた土方歳三の挑んだ壮絶なる戦いが今紐解かれる。
(Y.E)


        
『秀吉の活』 『チェコの十二ヶ月~おとぎの国に暮らす~』
木下 昌輝/著 文藝春秋

 父弥右衛門は息子の日吉に「生きる」と「活きる」という字が有り「活きる」の方がとても大切だと教えます。日吉こと後の秀吉はこの「活」を心に生き方を考えていくことになります。
 字の読み書きができず、そろばんもできない。力が弱く槍働きも期待されない、そんな秀吉が求めた活躍とは。
 農民の子から関白へ至るまでの「就活」「婚活」から「妊活」そして「終活」等々秀吉生涯の「活」をえがいた物語。
(Y.E)


      
出久根 育/著 理論社

 画家である出久根氏が暮らす、チェコでの日々を綴ったエッセイ。2002年よりプラハに在住し、復活祭、クリスマス、謝肉祭など季節を彩る風習や、人々との触れ合いが描かれており、それを「プラハお散歩便り」として理論社のホームページに連載し続けたものが本著です。
 約11年間の日々が、出久根氏の優しい挿絵と共に春夏秋冬を通して語られています。
 歴史ある町の息づかいを感じられる一冊です。
      
(H.F)

       

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