『宇宙飛行の父ツィオルコフスキー
~人類が宇宙へ行くまで』 |
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『映画のキャッチコピー』 |
的川 泰宣/著 勉誠出版
1961年、ソビエトのガガーリンが人類初の宇宙飛行に成功する100年ほど昔。1857年、ロシアでツィオルコフスキーが誕生します。
彼は10歳の時に聴力を失い、家庭の事情から学校に行くこともできませんでしたが、何にでも興味を持ち、親切に対応してくれる司書との出会いもあり、多くの知識を習得していきます。そして、人類が宇宙へ行けることを物理学的に歴史上で初めて証明します。
結局、彼が生きているうちに人類は宇宙へ行くことができませんでしたが、後の科学者に多大な影響を与え、ガガーリンの成功へと繋がっていきます。
宇宙飛行の父と呼ばれるツィオルコフスキーの物語です。
(Y.E)
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樋口 尚文/著 洋泉社
映画の楽しみはどのようなものがあるでしょう。どんな映画館に行くか、誰と行くか、観終った後どんな話をするか…などに加え忘れてはいけないのが、広告や予告で映画の情報を得て映画の公開を待つまでの楽しみの時間です。映画の予告編で観たキャッチフレーズに感動して公開を楽しみにしていた人も多いはず。
本書は1920年頃から現在に至るまでの映画宣伝の柱となってきた惹句、キャッチフレーズを紹介します。時代の移り変わりはあれど、どれもこの映画を見てほしいという熱い思いが伝わってくるようなものばかりです。
“「一回観たくらいで調子のってんじゃねえよ」/映画『ヘルタースケルター』惹句より”。
いやはや、その通り。
(Y.M)
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『社会人のための英語のハンドブック』
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『お義父さん』
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酒井 志延・朝尾 幸次郎・小林 めぐみ/編 大修館書店
英語は世界共通語となり、プライベートはもちろん、ビジネスの場でも使う場面が増えました。座学としてではなく、コミュニケーションツールとして学ぶことがより求められています。実際に話す時に内容を理解できるだけでなく、その国独自の価値観・歴史・文化を知識として身に付けておくことが必要となるのではないでしょうか。
また、一口に英語圏の国といっても各国それぞれの風土があり、その違いに悩まされることもあるかと思います。項目ごとに分けて解説があり、気になる箇所だけでも読み続けると、着実に力になっていく心強い一冊です。
(H.F)
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はなわ/著 KADOKAWA
「佐賀県」でブレイクした著者は、現在では奥さんの希望で佐賀に生活の拠点をうつし、東京と往復する生活が続いています。
結婚15周年を迎えた奥さんの誕生日。子ども達とそれぞれ手作りの誕生日プレゼントをあげようと決め、著者は奥さんに曲をプレゼントすることにしました。その曲が『お義父さん』です。
この本では、奥さんとの出会いから、今までの出来事が綴られています。知り合った中学の頃から、奥さんの言動には別れたお父さんが見え隠れしていました。それをずっと見てきた著者が、その想いを形にしたのが『お義父さん』という一つの曲でした。曲同様に、愛がいっぱいつまった一冊です。
(A.U)
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『旅の終わりに』 |
『子どもが主役の学校、作りました。』 |
マイケル・ ザドゥリアン/著 東京創元社
乳がんに重症の高血圧、けい動脈瘤に、じん機能障害とたくさんの病気を抱えたエラは、家族や医者にだまって、夫と二人キャンピングカーに乗り込みました。昔、子どもたちとドライブした道をたどってアメリカ大陸横断の旅に出たのです。運転手の夫は、認知症で時々妻の名前も忘れてしまう状態です。
旅の途中、次々とアクシデントに見舞われますが、エラには、この旅の最後に二人で成し遂げるある計画があったのです。子どもたちはショックをうけるかもしれない、ぞっとする人がいるかもしれない、でもエラにとってはそれがハッピーエンドだったのです。
(N.K)
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竹内 薫/著 KADOKAWA
著者は小学校3年生から一年半ほど、父親の仕事の都合でニューヨークの小学校に通っていました。そこでの授業形式はアクティブ・ラーニングで、日本での授業とは全く違うことにカルチャーショックを受けたと言います。さらに、娘を持つ父親となってからは、自分が望む教育を娘に受けさせてくれる学校がないことに気づいたのです。そこで、彼は自ら学校を作ることを決意します。
果たして、彼が理想とする教育、学校の在り方、そして「子どもが主役の学校」とは、一体どんなものなのでしょうか。
(R.K)
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