ブックガイド

|平成26年3月

「目に見えないもの」

星の王子さまと10人の探究者たち/著  講談社

 わがままな一輪のバラに嫌気がさした星の王子さま。星々を渡り、地球にたどり着きました。そこで親友になったキツネから「たいせつなことは、目に見えない」と教わり、星に帰ります。
 七十年後、「目に見えないたいせつなもの」が何かを見失い、再び地球にやってくるのですが・・・。
 王子さまが、宗教学者・統計家・芸術家など、各界代表の住人の探究者とともに、目には見えないが心や体で感じるたいせつなことについて語り合います。

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「好きなのにはワケがある 宮崎アニメと思春期のこころ」

岩宮恵子/著  筑摩書房

 「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」など、宮崎アニメの作品の多くは、年齢の枠を超えて多くの人に支持されています。
 著者は臨床心理士として、思春期の子どもたちからいろいろな相談を受けています。その中で出てくるのが宮崎アニメの話題。子どもから大人になる時、子どもたちの心の中ではどのようなドラマが展開されているのでしょうか。なかなか言葉にできない思春期の心の奥を見つめるため、いくつかの宮崎アニメを著者が独自の目線で分析しています。
 著者自身、子どもの頃に見たアニメが思春期に大きく影響しているという実体験もあり、好きなアニメについて話すだけでも見えてくるものがあるのだそうです。
 あなたが好きな宮崎アニメは何ですか?そしてその奥には、思春期のどんな心理が隠されているのでしょうか。 

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「きっときみに届くと信じて」

吉富多美/著  金の星社

 中学に入学した倉沢海は、初めての親友・田淵晴香との出会いで楽しい新学期を迎えていた。海は両親の離婚で母と二人で貧しい生活を強いられ、一方、晴香は裕福な家庭に育った。しかし、晴香の中学受験失敗で母の態度は激変。海だけが心を開ける相手になっていた。
 そんなある日、海からのメールの返事が減っていったことに苛立った晴香は、ラジオ局の南條佐奈に海への「いじめ予告」メールを送った。佐奈はその衝撃的な内容に「心のSOS」ととらえ、ラジオを通して語りかける。しかしその願いは届かず、いじめはだんだんエスカレート。海は自殺を考えるまで追い込まれてしまう。
 現代の中学生にありがちな友人関係・家庭環境・いじめ問題。今の世の中をストレートに表現した重みのある作品です。

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「星空ロック」

那須田 淳/著  あすなろ書房

 アパートの大家・通称ケチルとは、二年前に引っ越してきてしばらくした頃から親しくなった。親戚のおじさんから譲ってもらったエレキギターを練習するために“隠れ家”を貸してくれたのがきっかけだ。それからというもの、ほとんど毎日のように隠れ家でギターのテクニックを磨いた。バンド仲間もいないぼくにとって、ケチルは唯一のパートナーだったのだ。
 そして中学二年になった僕は、ケチルとの永遠の別れを迎えた。「おまえは、おまえのロックをやれ」と言った生前のケチルの言葉を大切に心に刻み、夏休みに一人で行ったベルリンでケチルとの約束を果たそうとする。 

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|平成26年2月

「武器より一冊の本をください」

ヴィヴィアナ・マッツァ/著  金の星社

 パキスタンに住む15歳のマララは、将来は医者か政治家になりたいと夢を描き、勉強に励む女子中学生だった。
 しかし、パキスタン・タリバンは女の子が学校へ行くことを禁止してしまう。勇敢にもブログで、タリバンの女子校破壊活動を批判したマララは、2012年10月9日、学校の帰り道スクールバスを襲われ、名指しで銃撃されて瀕死の重傷を負う。奇跡的に命を取り戻した彼女は、さらに強く、「私が勉強したいという思いを、銃で撃つことはできない・・・。」と、翌13年7月に国連本部で力強く訴えた。彼女の誕生日である7月12日を「マララ・デー」と名付けられる程の反響。「一人の子ども、一人の教師、一冊の本、一本のペンが世界を変えられるのです。」少女は今も闘いつづけている。

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「からくりランドのプリンセス」

青井夏海/著  原書房

 主人公の誉田汐音が私立中学に入学早々仲良くなったのは、ヨーロッパの小国から留学中の王女様マルフリーダだった。アイドル研究会に入部して一緒に活動をはじめるが、そこで見つけたのは、なんと、王女様の身辺護衛を担当する専業主婦であるはずの母親の姿だった。
 小さな国の王位継承をめぐって渦巻く罠に巻き込まれていく汐音と母親の友梨江。
 中学校の部活や父母会組織を舞台にハラハラ・ドキドキの事件が次々に起こっていく学園青春ミステリー。 

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「5分後に意外な結末 ①赤い悪夢」

学研教育出版

 インドから持ち帰った「猿の手」。願い事が3つ叶うというのだけれど、次々に起こってくるのは・・・。(ぞっとする話)
 久しぶりの休暇を南の島で満喫していたアメリカのビジネスマンは、あまりにもゆるい現地の漁のやり方にあきれはてて、仕事の方法を教えるのだが・・・。(くすっと笑える話)その他にも、感動する話、不思議な話など、ページにしてほんの数ページ、5分程度の時間で読めて、最後に「あっと驚くドンデン返し」が待っている、そんなショートショートが30本。朝読みにも最適の一冊です。シリーズ②青いミステリーも揃っています。

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「ジョン・F/ケネディ  君らしく生きてみよう」

大原敬子/編著  PHP

 2013年11月、ジョン・F・ケネディ氏の長女、キャロライン・ケネディさんは女性初の駐日大使として来日しました。それは、父が暗殺された1963年11月22日から50年の月日が流れた時でした。
 第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・フィッツジェラルド・ケネディは、わずか1037日の在任期間に大きな功績を遺した偉大な大統領でした。
『大切なのは「何をしてもらえるのか」ではなく「自分に何ができるか」だ。』
 政治家としてだけではなく、人間愛にあふれた一個人としてのケネディが、たくさんの言葉を語りかけています。

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|平成26年1月

「世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え」

 ジェンマ・エルウィン・ハリス/編  河出書房新社

 「ペンギンは南極にいるのに北極にいないのはなぜ?」「空はどうして青いの?」「どんなふうに恋に落ちるの?」「いつかは過去に戻れるようになる?」「世界を歩いて一周すれば、どれくらい時間がかかる?」
 イギリスの小学生100人に、今いちばん答えを知りたいことを書いてもらい、世界に名を知られた専門家たちがそれぞれについて考えた100の回答を集めた本です。
 かわいらしい質問から、ひどくむつかしい質問まで、すぐには答えが出せそうにないものにも、世界の第一人者100人ならではの親切な、分かりやすい回答に、読むだけでも博学になれそうな本になっています。

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「100%ガールズ 3rd season」

吉野 万里子/著 講談社

 夢は宝塚の男役トップスターという“男前”な女の子 司真純は、中高一貫女子校の中学3年生。
 学校生活を満喫する中、宝塚音楽学校を受験するか、進級するかの決断をする時期が近づいてきていた。サッカー部でも活躍している真純は、進路について母親と衝突し、悩みながらもサッカー部のキャプテンを目指して、青春を完全燃焼しようと走り出す。
 困難にぶち当たり、悩みながらも「清く・正しく・美しく」を嫌味なく実現している“イケメン女子”たちの女子校ライフが描かれた爽やかな一冊。  

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「官兵衛、駆ける」

吉橋 通夫/著 講談社

 今から467年前の11月、官兵衛は乱世の時代に生を受けた。天下を取った豊臣秀吉の天才軍師と呼ばれ、秀吉が最も恐れた男「官兵衛」。
 黒田節で有名な黒田家の家祖であり、「福岡」の地名を名付けた人物でもある。
 「戦わずして勝つ」生涯の戦いで一度も負けなかった官兵衛の原点はどこにあるのか? 
 姫路で育った幼いころ、近くの寺の円満坊から教えを受けた「論語」と「孫子・呉子などの兵法」、そして、「命を全うする道」。
 武勇、蓄財に才を見せた祖父、出城姫路城の城代であった父たちの影響。光姫との恋。今話題の官兵衛が身近に思える時代小説。 

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「戦争がなかったら―3人の子どもたち10年の物語―」

高橋 邦典/著  ポプラ社

 2003年 西アフリカにあるリベリア共和国では、激しい内戦が起こっていた。その中には、報道カメラマンの高橋邦典氏が、出会い、撮影した13才のモモと14才のファヤという少年兵、そして、砲弾で右手を引きちぎられてしまった6才の少女ムスがいた。
   内戦が終わってからの10年間。3人の子どもたちは、それぞれにどんな暮らしをしていたのか。
 度々リベリアに出かけた著者が、彼らの運命をたどっている。アメリカに留学することができたムス。服の仕立て職人になり、兄の店で働き出したファヤ。しかし、10代になってすぐに学校に行く機会を奪われ、殺し合いの世界に放り出されたモモは、心に深い傷を残したまま、ただうつろに暮らしていた。「戦争が俺たちをくさらせちまった。」戦争が、子どもたちから何を奪っていったのか。モモの言葉が物語っている。

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|平成25年12月

「千の種のわたしへ」

 さとうまきこ/作 偕成社

 中学に入学してからすぐに、不登校になってしまった中一の橋本千種は、毎日を家の中にこもって過ごしていました。
 そんなある日、「千種よ、千種よ。めざめなさい。めざめるのですよ。」と公園の
クスノキの精霊から揺り起こされることから物語は始まります。
 精霊から千種のもとへ次々に送り込まれる「不思議なものたち」。カラス、ネコ、
ヤモリなどの化身たち・・・。その者たちの不幸な身の上話を聞かされていくうちに、千種の心は解きほぐされ、徐々に徐々に、前向きに、希望に満ちていきます。
 思春期の女の子の揺れ動く心を描き出した青春物語です。

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「特別授業“死”について話そう」

河出書房新社

 死について、何を学び、これから先をどう生きるのか・・・。
 誰も死んだことはないけれど、精神科医、作家、理学博士、大学教授などの18人の先生と考えてみた14歳の世渡り術シリーズの最新刊。
 いじめや自殺、身近な人の死など、思春期を迎え、生きることの難しさに直面する
10代に向けて、いろいろな角度から専門家たちが、特別授業を開講しています。
「今まで地球上に生まれた人を死者と生者に分けるなら、死者の方が圧倒的に多数。そこで思うのは、死ぬことが特殊なのではなく、もしかすると生きていることの方が特殊なのではないか」という作家の酒井順子さんの言葉には、死までの距離を感じると共に、生きることの大切さを考えさせられます。

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「黄昏の旗」

朱川湊人/著  PHP

 妻娘に家を出ていかれて、滅入ってしまっているサラリーマンの私は、幸せだった5年前の妻と娘にそっくりの親子から「パパー」と手を振られて、ビルの中に入っていこうとするが、そこは、さびしい人の心につけこんだ魔の世界だった(黄昏の旗)。その他、幽体離脱をする恋する男性の話や不思議な転校生に未来を救われる話などなど・・・。
 どんな時代にも、どんな場所にでも、映画や本のような作られた世界の中にでも自由自在に行き来できる「旅行者(トラベラー)」である少年が鍵をにぎる連作小説。
 ちょっと不思議で、ちょっと怖い、でもなぜか暖かい朱川ワールドに引き込まれてしまいます。

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「エール」

はやみねかおる他/共著  講談社

 中学生の松本由弦には、幼稚園時代からの幼なじみがいた。「三雲怜悧」。しかし、怜悧は、「消滅性人格転換症」という病に侵されており、三年に一度それまでの記憶がすべて無くなってしまい、全く別の名を持つ人格になってしまうのだった。
 六人の怜悧と信頼関係を持って親友として過ごす由弦。
 彼の苦悩と心温まる絆が、胸に迫ってくる短編「時限の友」他、「友情」をテーマに五人の作家たちが書き下ろしたYA世代に贈る作品集です。

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|平成25年11月

「リョウ&ナオ」

 川端裕人/著  光村図書

 兄妹のように育ったいとこのナオを病気で亡くした中一のリョウは、喪失感に負けそうになっていた。そんな時、ナオと一緒に作文を考え応募していた「次世代の世界のリーダーを育成する権威ある団体」から合格の通知をもらう。地域と国際社会の
リーダーを作るための世界各国における一年間の国際交流研修プログラム。アジア、アフリカ、南米・・・。現地で生活し、各国の抱える問題に実際に触れ、他者と協力しないと解決しないことや、人はどこかに不自由を宿していて、でもそれが前に進むパワーとなることなどを学び取っていく。
 社会の中で、いかに生きるべきかという問題をストレートに問いかけてくる作品。

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「僕たちの本能寺戦記」

小前 亮/著  光文社

 「歴史を変えてみないか」とどこからともなく聞こえてきた声。中2の庄司由斗は、その声に誘われて、織田信長暗殺阻止のために時空の旅に出る。
 思念体と呼ばれる幽霊のような存在になって、信長に忠告するために奔走する由斗。
 親友の存在が消えたことに気付いた陽介と葉月は、友の窮地を救うために、戦国時代にタイムスリップするが・・・。
 そこで出会った明智光秀は、トンデモナイ人物だった。
 空想時代小説のなかに、家族の絆、青春の友情、初恋を織り込んだワクワク感満点の物語。 

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「ちゃんと悩むための哲学」

小林 和久/著  朝日学生新聞社

 誰にでも、自分だけの、自分にしかわからない悩みがあるものです。でもそれは、ずっと昔から世界中の誰もが悩んできたことかもしれません。
 「生きるって?」「家族って?」「自由って?」
 古今東西の偉人たちの言葉が、ちゃんと悩むためのヒントになるかもしれません。
 「われわれには、わからないことが少なくない。生き続けていけ。きっとわかっていくだろう」
              (ゲーテの言葉)

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「紙コップのオリオン」

市川朔久子/著  講談社

 ある日突然、母親が旅に出てしまい、継父と妹の有里、そして中2の僕(論里)の3人暮らしが始まる。同じころ、創立20周年記念行事の実行委員をやることになった論里は、母親のブログから「キャンドルナイト」を思いつき、先輩や友人たちと苦労しながら、冬の星座を描き、校庭を光で埋め尽くすイベントを成功させる。
 母親のいない間に、母親がいないからこそ考え続けた家族の愛情。
 まわりのこころやさしい、芯の強い人たちに「迷惑をかけずに存在できるものなんか、どこにもないのよ」と教えられて成長する論里。
 登場人物たちのキャラクターと、リズミカルでテンポの良い文章がさわやかな小説。

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|平成25年10月

「国語、数学、理科、誘拐」

 青柳碧人/著  文藝春秋

 小中学生を対象にした「JSS進学塾」に通う6年生の女の子が誘拐された。犯人の要求する身代金は五千円。しかも、すべて一円玉で用意して、五人の学生講師に持参させよというものだった。さらに変わったことに、学生講師には犯人からそれぞれの得意教科の難問・奇問が出題された。こんな奇妙なことをするのは・・・と、この塾に恨みを持つ元講師に疑いがむけられたが・・。
 あっと驚く結末へとストーリーは進んでいく。思ってもいない犯人の、愛のある犯行。
 「勉強ができると心に余裕が生まれ、人に優しくできるんだって」勉強と友情。楽しく読み進める一冊です。

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「ガラパゴス」

ジェイソン・チン/著   講談社

 南アメリカのエクアドルから100km海の方へ離れて位置するガラパゴス諸島は、15の大きな島と100を超える小さな島から成り立っています。そこにはゾウガメやウミイグアナ・コバネウなど、ガラパゴスにしか生息しない固有種が数多く住んでいます。
 1835年この地に降り立った博物学者のチャールズ・ダーウィンは、この動植物等に巡り合い、進化論の「種の起源」を発表することになります。
 なぜガラパゴスでは、独特な固有種への進化がおきたのか?600万年前、島の誕生からのプロセスを絵本で分かりやすく伝えています。

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「ピラミッドの建て方 「もしも?」の図鑑」

柏木裕之ほか/著  実業之日本社

 もしも、4000年前のピラミッドを東京都庁舎などの超高層ビルが建ち並ぶ西新宿に建てたとしたら・・・。フク王の大ピラミッドの高さは約146m、底辺の一辺が約230mあり、約5万2900㎡の底面積には、現在では10棟ほどのビルが建ってしまう存在感あふれる巨大建築となります。
 今の技術をもってしても、どれだけの労力と日数が必要なのか。石の運び方、石ど
うしを密着させる技術、侵入者を防ぐ設計なども紹介されています。
 他にも、古代ローマのコロッセオや万里の長城、マチュピチュ、日本では出雲大社・東大寺大仏殿など世界の巨大建造物が「もしも?」の考え方で興味深く解説された空想科学図鑑です。

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「庭師の娘」

ジークリート・ラウベ/作 岩波書店

 舞台は18世紀、女の子が自分の夢を描き、追い求める事が難しかった時代のオーストリア、ウィーン。父親の命で修道院に通い、看護婦となるための勉強をしているマリーの一年間にわたる物語です。
 男の仕事としか認められていない父と同じ庭師になりたいマリーは、修道院ではいつもうわのそら。植物のことばかり考えています。そんなマリーを応援してくれるのは、父親が仕えているお屋敷の主人、メスメル博士夫妻でした。まわりの温かい人々に助けられて、迷いながらも夢に進んでいくマリー。
 近代の催眠療法の基盤を作り上げたメスメル博士・12才のモーツアルトなど実在の人物を登場させて物語に幅をもたせています。

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|平成25年8月・9月

「明日は、どうしてくるの? 」

栗田亘/著  講談社

 作家の北杜夫さんは18才のころ、一か月に20~30冊の本を読み、そして、「良書を読んで悪書を読むな、と識者は言うが、人はくだらぬ本も読むことによって、本当によい本というものを識別できるようになってゆくのではないか」と考えるようになったそうです。
 元朝日新聞「天声人語」著者でコラムニストの栗田さんが、「人間は何のために生きるのか」や「なぜ死ななければいけないのか」など若い人が抱くいくつかの疑問について、いろいろな本の文章を手がかりにして教えてくれます。
「みんな、悩んで、おおきくなりました。ボクもそうでした。」と・・・・。

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「仕事発見! 生きること 働くことを考える」

毎日新聞社/著 毎日新聞

 働く意義は、ただお金をかせぐということだけではありません。
① 生きがいがもてる 
②お金がかせげる
③ 社会に貢献できる
④ 自分の能力を発揮できる
⑤ いろんな人と出会える
この5つの意義があるから働くっておもしろいのです。
 皆さんは将来どんな仕事につきたいですか?たくさんの仕事が紹介されたこの本で将来の夢をみつけたら、くわしく調べてみてください。

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「少女は黄昏に住む」

山田彩人/著 東京創元社

 姫山誠、25才。高校生に見られてしまう童顔のイケメン刑事。殉職した父親の後を継ぎ、市民の生活を守るため奔走している日本男児の熱血刑事だ。しかし、数々の難事件を解決し、警察の中でも「名探偵マコちゃん」と呼ばれている彼には、誰にも言えない秘密があった。
 今までの難事件を、知り合いの引きこもりオタク少女が解決していたなんて。
 マコトとコトノのコンビが次々と遭遇する5つの不可能犯罪。
 スイーツ好きの刑事とコスプレ好きの美少女という設定もおもしろい、ユーモア連作ミステリー。 

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|平成25年7月号

「私が日本人になった理由」

 ドナルド・キーン/著  PHP

 日本文学研究者のドナルド・キーンさんは、大正11年生まれの91才。
 東日本大震災の後、多くの外国人が日本を離れる中「今こそ日本人とともに生きたい」と、ニューヨークの住まいを引き払い2012年3月に日本国籍を取得し、日本永住を決意したのでした。
 18才の時アメリカで「源氏物語」に出会ってからずっと研究を続けている日本文学、日本人の心。現代の日本人が見過している日本文化の魅力をインタビュー形式で教えてくれます。

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「明日になったら」

あさのあつこ/著    光文社

 中学三年生の杏里、美穂、一真、久那は、一年生の時からの大の仲良し4人組。
 他人から、「あの人ちょっと変わってるよね。」と言われて落ち込んだ時、高校受験を前にして、進路や将来について悩んだ時など、「空気を読むとか、話題を合わせなければなど思わずに、心に思ったこと、感じたことをそのまま口に出し、自分の思いを伝え、相手の思いに耳を傾ける仲間」がいたから乗り越えてこられた。
 その4人が別々の高校を目指し、離れ離れにならなければならない不安を抱きながらも、新しい世界に踏み出していく姿をさわやかに描いた一冊。
 一年生の時の出会いと友情を描いた「一年四組の窓から」の続編。

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「機械男」

マックス・バリー/著  文藝春秋

 企業の研究者であるチャーリーは、ある日職場の事故で片足を失ってしまう。
 義足となった「ぼく」はエンジニアとしての才能を注ぎ込んで、画期的なハイテク義肢を開発する。そのすばらしい出来栄えに「ぼく」は生身よりも機械のほうが優秀だと結論づけて、わざと もう片方の足も工作機械に挟んで義足とし、自分自身を機械化していく。
 そのことで、会社に認められた「ぼく」は、高性能人工人体パーツの開発をまかせられるのだが・・・。
 開発は暴走し、軍事部門の手先に!!
 今でもありそうに思えてしまう近未来SF小説。映画化も決定しているそうです。

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「13歳からの家事のきほん 46」

アントラム栢木利美/著 海竜社

 13才からは大人への過渡期。心と体を育む大事な時期です。「自分の生活を整える力」を身に着ける時でもあります。 
掃除のきほん・片づけのきほん・洗濯のきほん・料理のきほん・裁縫のきほんなど46のきほんをていねいに、やさしく、細かく教えてくれます。
 これらのきほんを参考にして、自分なりの家事のルール・家事の哲学を考えて、実行してみてください。大学生になって、独り暮らしがスムーズに始められるためにも!!       

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|平成25年6月号

「恐竜を掘ろう」

 大和田伸也/著  講談社

 福井市で美術店を営む沢木草介は、ただ一人、ずっと自分の力だけで生きてきたと思っていた。そんな草介の姿を、いつも店先から見つめる少女から「生きてますか。」と一言だけ書かれた手紙が届く。
 夫を亡くした後に、すべて自分が悪いと泣いて暮らす母親を見て、生きることの意味を模索する少女との出会いが、草介の過去へとつながり、不思議な巡り合わせが次々に起こってくる。
 純粋に誠実に恐竜の卵を探し続ける青年と、両親を事故で亡くしてから、弟のためだけに生きる姉。俳優の大和田伸也さんが、故郷を舞台にして本を書き、監督として映画にも挑戦した作品。

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「お母さんは命がけであなたを産みました」

内田美智子/著  青春出版社

 「親は何があっても子を助けます。自分の命と引き換えに、子を助けることも厭わない。それが親です。でも、親は子より先に死にます。
みなさんは、一人で生きていかなければならない日が、必ずやってきます。
そんなとき、父さん母さんがいなくても、耐えることができますか。何があってもくじけない強い子に育っていますか?」
 助産師として多くの子を取り上げ、様々な家族の在り方に直面している著者が、「いのちの大切さ(いただいたいのち・つないでいくいのち)」を若者やその親、親になったばかりの人など、全世代の人々に語りかけています。
「『生』の反対は『死』じゃないと思う。『生まれないこと』だと思う。生まれたものにしか『生』も 『死』も存在しない。」
 こころに響く言葉が満載の一冊です。

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「語りつぐ者」

パトリシア・ライリー・ギフ/著  さ・え・ら書房

 彫刻家の父と二人きり、おだやかに生活していたのに、父の仕事の都合で、あまり会ったこともない母方の叔母にあずけられることになったエリザベス。内気な叔母との気詰まりな暮らしの中で、自分にそっくりの少女の肖像画を見つけます。それは、二百年以上も前のアメリカ独立戦争のころ、そこに住んでいた祖先のズィーでした。エリザベスは絵の裏に書かれた図の謎を解き、ズィーの運命を探り始めます。
 二十一世紀に暮らす少女の物語と、十八世紀の物語が交錯し、語りつぐ者として選ばれたエリザベスを通して二人の少女が生き生きと描かれます。

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「太陽の村」

朱川湊人/著  小学館 

 父親の定年旅行で、しぶしぶハワイに行った帰り、飛行機事故に遭遇してしまったニートの青年坂木竜馬。
 浜辺に打ち上げられて目が覚めたのは、理解不能の村だった。電気・ガス・水道さえない。住民は鎌倉時代のような生活をし、住んでいる子どもの名前は、金太郎、桃太郎、寝太郎・・・。「タイムスリップをしてしまったのか?」と思いながらも、少しずつ村の生活になじみ始める竜馬だったが、やがて、隠された村の秘密が暴かれていく。
 文明と未開の間に投げ込まれた青年が、現代の希薄な人間関係に気づいていく様子を、軽妙なタッチで描いた作品。                   

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|平成25年5月号

「本当に「英語を話したい」キミへ」

 川島永嗣/著  世界文化社

  ワールドカップ南アフリカ大会で、日本代表正ゴールキーパーとして大活躍した川島さん。
 2010年からヨーロッパサッカーへ移籍し、現在はベルギーのスタンダール・リエージュに所属しています。
 海外クラブに移る前から日々、英語・イタリア語・ポルトガル語などを学び、習得した今も、オランダ語・フランス語を勉強し続けています。
 そんな川島さんですが、決して初めから語学に秀でていた訳ではなく、外国で活躍したいとの強い目的が「外国人とコミュニケ―ションすることが、相手の文化を把握することであり、自分の言葉で話すことが絶対に必要」との思いにつながり、その努力が今の川島さんを作っているのです。

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「このTシャツは児童労働で作られました」

シモン・ストランゲル/著 汐文社

 かわいい服が手軽に購入できるH&M。しかし、なぜこのファスト・ファッション・ブランドでは安く買うことができるのだろうか。バングラディシュやカンボジアなど途上国の児童を含む労働者たちの過酷な条件下での生産品だからなのだ。
 ノルウェーのオスロに住む平凡な女の子、主人公のエミーリエは友人と出かけた買い物の途中、Tシャツの値札に「このTシャツは児童労働でつくられた」のシールをこっそり貼っている男の子と出会う。その子に誘われて人身売買や児童労働への抗議運動を行う「世界を救おう」のメンバーになったエミーリエは、スリリングな事件に巻き込まれていく。恋愛や友情模様を描きながら、社会問題を考えさせる青春小説。

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「今夜、流れ星を見るために」

星空さんぽ編集部/編 成文堂新光社
静かな星空に、スーッとあらわれて、はかなく消える一筋の光・・・・。願い事を三回となえる間もなく、消えてしまう流れ星。流れ星の正体は、何なのでしょうか?「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」「彗星」「火球」「いん石」など。
 この本で星座のことを知り、天体のことを学び、さあ、星空をながめに出かけてみましょう。
 美しい星座の間に流れ星を見つけることができれば、星空にもっともっと興味がわくことでしょう。

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「アホラ詩集」

やなせたかし/著  かまくら春秋社

 母親は  僕に  何度も言った
 あなたのお産は  とても軽かった
 あなたは 両方の手のひらにのるほど
 小さく生まれたから
 私は少しも  苦しくなかった
 今のところ 僕の孝行は これ1つしかない
 もっと孝行して  喜ばせたかったのに

 1919年生まれの94才。「アンパンマン」などの作者として、漫画界の
現役大御所であるやなせたかしさんが、人生を振り返り「一歩も前進していなかった」と謙遜しながら、悟りの境地に入った軽妙でも深い詩集を作り上げています。                   

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|平成25年4月号

「幸福トラベラー」

山本幸久/著  ポプラ社

 新聞部の取材中、小説家志望の僕は、上野の大仏の前で謎めいた美少女と出会った。不思議な記念写真の撮り方をする彼女は、修学旅行で東京に来たというが、何か隠している目的があるようで・・・・。
 チビで、やせっぽちのさえないボクと、同じ中二の少女との秘密の小さな旅。
 ちょっとドキドキでも、明るく楽しいリトルラブストーリー。

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「ワンダ*ラ ① 地下シェルターからの脱出」

トニー・ディテルリッジ/作  ぶんけい

 生まれてからずっと地下シェルターで暮らしていた12才の少女、エバ・ナイン。
 一緒に暮らしているのは、教育係のロボットマザーだけだ。エバは、地下シェルターを出て自分以外の人間に会いたいと願うがマザーは、まだだめだと許してくれない。
 そんなある日、突然、地下シェルターが何者かに破壊され、侵入されてしまう。エバは、何とか地上に逃げ出すのだが、そこで見た風景は、想像を絶するものだった・・・・。

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「考古学者は名探偵」

山本忠尚/著  論創社

 考古学者は、普段どんなことをしているのか。断片的なイメージは持っていても、具体的に仕事の内容を知っている人は、そんなに多くはないだろう。
 奈良国立文化財研究所、天理大学に長く勤めた考古学者の著者が、ユーモアあふれる語り口で、発掘現場に欠かせない「七つ道具」のことや、歴史の名探偵になるための「分類」の方法などについて教えてくれる。
 へそ曲がり探偵と称する著者が推す「世界の発掘」は、「ポンペイ」「バーミヤーン大仏」「アルプスの凍結ミイラ」「石舞台古墳」など。
 遠い昔に思いを馳せ、夢とロマンがいっぱい詰まった一冊となっている。

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「モッキンバード」

キャスリン・アースキン/著  明石書店

 アメリカ、バージニア州の小さな町の中学校で、銃乱射事件が起こった。
 10才の少女ケイトリンは、他人の気持ちが読み取れないアスペルガー症候群だが、この事件で、唯一の理解者であり、頼りにしていた兄を亡くしてしまう。
 お兄ちゃんのことを考え、お兄ちゃんを思い、お兄ちゃんの無念、悲しみを自身の気持ちと重ね合わせることができた時、ケイトリンは、初めて「共感」を感じ、この言葉をきっかけに、社会で生きるために大事なことに気づいていく。
 訳者のニキ リンコ氏は、ケイトリンと同じアスペルガー症候群。主人公の気持ちになって、「クールに共存して」とあとがきで述べている。

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