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平成16年初夏号

・子どもの読書を推進します
・平成15年度活動報告
 1年間の貸出は523,979点

・お父さんもガンバってます! 西山茂さん
・寄贈 ありがとうございます

★ 1面
子どもの読書を推進します

 平成16年度がスタートしましたが、早々に嬉しいニュースが入りました。図書館のボランティアグループ「おはなしキャラバン」が、子どもの読書に関する活動で文部科学大臣賞を受賞するというお知らせでした。おはなしキャラバンのみなさんは、自動車図書館「ぶっくん」の巡回時には保育園や幼稚園で、土曜日には図書館で、絵本の読み聞かせやおはなしを10年以上も続けてこられました。今回の受賞は、子どもたちに本を貸し出すだけではなく、もっと本に近づけたいという熱い思いと日々の活動の功績が認められたのでした。出前お話し会を始めた頃、保育園児だった子どもたちはもう高校生です。「子どもが本を読まないまちに未来はない」といいます。教育に即効性はありませんが、無心に本を読む子どもたちが大人になった時、伊万里はきっとすばらしいまちになるはずです。

 伊万里市では今年度からブックスタート事業を始めます。さらに子どもの読書環境づくりを進めるために「伊万里市子どもの読書活動推進計画」の策定も始めました。これは子どもに関わる全ての人たち、つまり、家庭、保育園、幼稚園、小学校、中学校、PTA、ボランティア、公民館・図書館等の行政機関がそれぞれの立場で子どもの読書について考え、実践していこうというもので、今年度中に計画を策定する予定です。アンケートやパブリックコメントも行います。市民のみなさんのご意見をたくさん聞かせてください。伊万里で学んでよかった、伊万里に住んでよかったと言えるまちを、みんなで作っていきたいものです。

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★ 2・3面
平成15年度 活動報告
 1年間の貸出は523,979点


 図書館は平成15年7月に8歳の誕生日を迎えました。蔵書数はすでに27万点を越え、市民の知の宝庫としての充実をみせています。昨年度は1年間で延べ12万5千人もの市民のみなさんに利用していただきました。今年4月からは新しく開館した松浦公民館でも図書の貸出、返却を行っています。これからも図書館利用の向上を目指して、さらなるサービスを展開してまいります。

☆年間総貸出点数  523,979点
  市民1人あたり 8.81点
(全国平均 4.72点)
<内訳>
本館・一般書 233,691点
本館・児童 115,603点
本館・雑誌 24,165点
本館・視聴覚資料 40,004点
ぶっくん 108,433点
黒川公民館 2,083点
※ 全国平均は2002年の数値(『図書館年鑑2003』より)
※ 人口 59,446人 (平成16年3月31日現在 住民基本台帳人口)


☆資料を借りた人数 125,036人
<内訳>
本館 98,566人
ぶっくん 25,978人
黒川公民館 492人


☆登録者数   45,488人(前年比 4.6%増)
<内訳>
個人 45,042人
団体 446団体
個人登録率 75.8%


☆蔵書数   275,446点
<内訳>
一般書 181,594点
児童書 42,003点
雑誌 15,418点
視聴覚資料 8,035点
ぶっくん 24,440点
黒川公民館 3,441点
松浦公民館 515点

◆総貸出点数 523,979点を出版物の平均単価2,673円(出版年鑑2003)で換算すると →14億59万5900円

◆図書館の年間経費を差し引くと →12億6710万900円

◆市民1人あたり 21,315円を還元したことになります。



★予約・リクエスト 8,557件
●所蔵資料で対応できたもの 7,382件
●新規で購入したもの 434件
●他の図書館から借り受けたもの 407件
●取り消し 334件

  ★インターネットからの予約 1,152件
  ★検索パソコンでの予約  706件

 ~多く借りられた本~
  1.「模倣犯」     82回
  2.「第三の時効」  76回
  3.「贄門島」     69回

 ~予約の多かった本~
  1.「バカの壁」           62件
  2.「世界の中心で愛をさけぶ」 44件
  3.「半落ち」             43件


★児童サービス

 ◆おはなし会  91回  3,706名
 ◆子ども上映会  6回  504名
 ◆小学校修学旅行・保育園来館  46回 2,401名
 ◆小学校授業 11回  455名
 ◆保育園・幼稚園でのおはなし会 24ステーション 576回
    〈ぶっくん1号・2号〉

「土曜日のおはなし会にはいつも来ているよ。〈のぼりがまのおへや〉に入ると、そこはぼくたちだけのおはなしの世界!
絵本の読み聞かせ、紙芝居、パネルシアターなど出し物がいっぱいだよ。」


★レファレンス
●利用案内 「1人何冊までかりられますか」「エッセイはどの棚にありますか」など、図書館を利用するための案内 4,449件
●所在調査 「『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』はありますか」など、必要な資料が図書館にあるかどうかの調査 9,943件
●事実調査 「日本の主な川の長さを知りたい」など、特定の事柄に関しての事実の調査 404件
●文献調査 「ISOについて書かれた本はありますか」など、特定の事柄に関してどんな文献があるかの調査 92件

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★ 4面(1)
お父さんもガンバってます! 西山茂さん

 
ケーブルテレビの番組でもおなじみの西山茂さん。仕事はやきもの作りです。現在、高3、中3、中1の3人の子どものお父さん。3年前から読み語りグループ「風21」に所属し、月に1度伊万里中学校に出かけ、特殊学級の子どもたちへ15分間の読み語りを行っています。男性の読み語りへの参加はまだまだ少ない中、読書活動の推進で活躍されている西山さんにインタビューしました。


Q.読み語りを始められたきっかけは?

A.読書推進の一環で中学校で読み語りが始まった頃はお母さん方が読み聞かせをされていましたが、まだ父親はいませんでした。ちょうどその時PTAの会長をしていたので、自分に役が回ってきました。また、『わんぱく大将のなみだ』という絵本の挿絵を描いたことで、絵本や読書と触れ合うようになりました。

Q.子どもたちに読み語りを行った感想は?

A.特殊学級の子どもたちが本当に純粋で感受性が豊かなことに驚きました。でも、初めのうちは緊張していました。次第に慣れてくると、子どもたちが愛情や親のぬくもりを欲していることに気付きました。そこで、授業が始まる前に読み語りをすることで、気持ちを落ち着かせてから授業に臨んでもらえればと考えるようになりました。

Q.これからの目標は?

A.まずはこの読み語りをずっと続けていくことです。そのためには、他のお父さんたちにも参加してもらいたいと思っています。子どもたちの反応を見ると感動します。ぜひ体験してみてください。また、物語だけでなくて、自分の経験した事・感動した事をどんどん子どもに伝えて欲しいですね。

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★ 4面(2)
寄贈 ありがとうございます
(敬称略)

・山田清子
・久保田亮美
・前山 博
・田代百合子
・西田岩男
・山口 平
・林 清八
・大木早苗
・樋渡たみ子
・江口武昭
・成富真佐子

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