> トップページ > 伊万里市民図書館について > 広報 としょかん通信 > 平成20年新春号
(今月の記事) ◆ あけましておめでとうございます ◆ 大連訪問団 ◆ 6万人のブックリレー №10/60000 ◆ 山下惣一さん講演会 ◆ ぜんざい会 ◆ 健康づくり講演会~さわやか伊万里健康づくり大学公開講座~ ◆ 寄贈 ありがとうございます |
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あけましておめでとうございます 正月には家族揃って、百人一首やカルタという風景は、最近少なくなってしまった。 『百人一首』(松村雄二著)によれば、宝塚歌劇団の初期のスターの名前は、多く百人一首によって命名されたそうである。霧立のぼる、天津乙女、有馬稲子など年配の方にはお馴染みの名前だと思う。カルタも『いろはカルタ』など種類が多くあり、江戸や上方などご当地の人々の心意気や、生きていく上での知恵などが盛り込んであり興味深い。寛一、お宮で有名な尾崎紅葉の『金色夜叉』も、正月三日の歌留多会の場面で幕を開けている。 このような日本独特の文化や伝統を見直し、大切にしながら楽しみたいと、1月13日(日)図書館フレンズが「カルタ会」を開催する。同時に全国の有名なカルタの展示もするが、このほど「伊万里図書館カルタ」も完成したので初披露をする予定である。 伝統文化を大切にしているといえば、昨年秋に「伊万里市大連市友好20周年記念事業」で大連を訪問したが、大連図書館も古い文献を大切に保存していた。中国は体制の変遷によって多くの文献や文化遺産が失われたに違いない。しかし、いままた中国4千年の歴史を保存していく機運が感じられた。図書館には古書修復や古籍部があり各時代の碑の拓本修復も行っていたし、満鉄資料、明清時代の小説、大量の「彩絵興図」の保存にも力を注いでいた。付属の白雲書院では子どもたちが「論語」「大学」「中庸」「孟子」等の暗誦もしているということだった。 大連との交流会では、書道や太極拳とともに図書館チームは子どもたちへのお話会を行った。その報告は今回の図書館通信2ページ、3ページに大連特集を組んだのでご覧いただきたい。 ▼もどる |
★ 2面・3面 |
大連訪問団 11月22日~25日(図書館関係者 11名) 大連での添乗員・高さんは流暢な日本語でユーモアをまじえながら丁寧な説明をしてくれました。楽しい大連の旅ではこの方をはずすことは出来ません。また研修生として伊万里で活躍された沈さん、朴さんとも再会することが出来ました。沈さんは綺麗な奥さんを紹介して下さいました。朴さんは髪型も変え、頑張っている事がよくわかりました。外国なのに何となく落ち着く街・大連、いつの日か大連の人々との交流をしてみたいと思う旅でした。(田中亮子) 三びきのやぎのがらがらどん『三只山羊ガラガラ』 中国では、字が読める子に絵本を読んであげる習慣はないと聞きました。そこで典型的な絵本をと思い中国語訳で出版されているこの絵本を選びました。 先ずタイトルを読むと「ガラガラ(中国語訳ではどんがつかない)」の響きが楽しいのかまねて口ずさむ子がいました。食い入るように絵本を見つめる子ども達は日本の子どもと全く同じでした。(古賀直子) 初参加した図書館ボランティアチームは小学生に絵本や紙芝居、パネルシアターを披露した。 まだ準備中の時だった。もう子どもたちが会場に入ってきて、開演時間まで“何かをしなくては”という空気が走った。しかし、さすがチームの面々。さっとみんなの前に立つと手遊びを始める。子どもたちは初め真顔だったのが、すぐ一緒にマネをし始め、最後は会場が一体となって和やかな笑顔に包まれた。子どもたちの健気さやその集中力には目を見張った。顔が生き生き、目がキラキラ。伊万里の子どもたちよ、世界は広い。たくさんの友だちを作って国際人として活躍して欲しい。初めの一歩を印した私たちは、次の世代に確かにバトンタッチできるよう努力する責任があるのだと強く感じた。(平松伸子) 大連市との友好20周年を記念するレセプションでは、とても緊張しながらも楽しめました。また、その際に披露された中国の子らの音楽や演技は目を見張るものがありました。自信あふれる表情は、小さい頃から熱心に体得してきたことを誇りに思うといわんばかりの堂々としたもの。それでも終演後に会場で写真撮影した時には子どもらしい笑顔満面でしたし、中国側のかわいいおもてなしにほのぼのとした気持ちになりました。(持永由美子) 三枚のおふだ(パネルシアター) 日本昔話の豊かな想像の一端を、日本の言葉で伝えたいと思い、日本語で語った。ただ、言葉がわからないと伝わらないかもという不安もあった。そこで、常さん(大連からの研修生)に感想をうかがった。 彼は、話の「はじめ」部分がわからないので工夫したほうがよいと指導してくださった。登場人物名を中国語で紹介するピースは作っていたけれども、さらに「はじめ」の部分の会話に中国語の吹き出しを作って不安を補うことにした。 交流当日、中国の子どもたちの反応はたいへんよかった。笑ってくれたし、怖い部分では声が出て、最後の落ちでも反応があった。言葉は通じなくとも気持ちは通じるものだと実感、今後はこの子どもたちをぜひ伊万里へ招待したいと思った。(國武みどり) 早朝の路面電車に乗って 路面電車に乗りた~いと、早朝、ホテル前の停留所から出発!やってきた電車に向かって手を振り「乗ります!乗りまーす!」・・・?行ってしまった・・それもそのはず、中国は右側通行だったのです。 運転手さんはみな女性でした。 電車に乗って大連の人たちの生活にふれたいというのが目的だったので、道端に露店が並んでいるにぎやかな朝市の出現に、あっ!ここで降りようか、と思い悩むうち電車はどんどん進みます。 車中、公園での太極拳や満鉄の本社、日本人街、などを見て大連駅に着きました。駅では汽車の中で食べるものを売るパンやさん、果物やさん、ぎょうざの食堂、タクシー乗り場の3輪自動車などがありました。 大連はどこか懐かしい街、もう1度行きたい街になりました。もちろんフリータイムで!(渡辺きよめ) 『やさいのおなか』を読んできました。 『やさいのおなか』を中国・大連で読んできました。中国の子ども達はとても活発で、ほとんどの子が手を挙げて答を言おうとしてくれます。 「さつまいも」は中国語で「紅薯(ホンスゥ)」。「たまねぎ」は「洋葱(ヤンツォン)」。「トマト」は「西紅柿(シーホンシィー)」だそうです。漢字で見ると、なるほどと判りますが、これを中国語であちこちから言われると、にわか覚えの中国語のヒアリングでは太刀打ちできませんでした。 中国は、北京オリンピックを控え、急成長を続けていますが、子どもたちの元気さにそのパワーの源を見たような気がします。(草場敏彦) 大連の街は、高層ビルが林立していました。広大な土地があるのに、なぜと疑問にも感じました。反対に郊外に行くと昔ながらの住居があり、貧富の差を感じました。 市の中心地にある中山広場は、大きなロータリーで車はどこからでも抜けられるようになっていました。また、公園にもなっていて子供連れの家族が遊んだり、太極拳をしている人もいて、憩いの広場にもなっていました。 道路には信号機がほとんど無く、車が来ても勇気をもって渡らなければないとのことでした。現地の人について渡ったりと、ちょっと怖い体験もしてきました。私にとって今回の訪問は大連をとても身近に感じることができる旅でした。(山口マチ子) ▼もどる |
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6万人のブックリレー №10/60000 「百歳までの生き方」 久野 幸子/著 リヨン社 百歳以上の人30人を取材した本。夫婦あわせて206歳という人もいる。それぞれの人に多少のことには微動だにしないというしたたかさと人生に対する信念、哲学といったものを感ずる。 その中の一人神戸市の高田耕治さん。結成後65年という「一王山登山会」という会の会長さん。今でも登山回数はトップの17,680回(取材時)。家から一王山までの約5キロの積み重ねで、世界一周の距離を超えたという。「この世に生まれて一番に思うのは皆と仲良く、何事も気にかけない。腹を立てない。良いことは分かち合い、悪いことは人に押しつけずに一人で」というのがモットーの人。 どの人をとっても我が人生に悔なしといった人ばかり。生きるとは何かを考えさせられる本である。 松尾昭良さん(立花町) ※次回は大坪町の池田留雄さんにお願いします。 ▼もどる |
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山下惣一さん講演会 唐津市在住で、自然と農を探求しつづける作家・山下惣一さんの講演会を開催します。今話題の食と農の問題や地産地消のあり方などを、ご自身の活動を交えておはなしいただけることと思います。地元出身の農民作家の話です。みなさんお誘い合わせのうえお越しください。 ☆日時 2月10日(日) 午後2時~ ☆場所 市民図書館 ホール ☆演題 「食と農のゆくえ」 ▼もどる |
★ 4面(3) |
ぜんざい会 2月24日(日) 平成6年2月26日図書館の起工式には大勢の市民が集い、ぜんざいでお祝いをしました。この時のよろこびを忘れないようにと毎年、図書館フレンズから来館者へぜんざいがふるまわれます。今年は上記の日程です。詳細は館内のお知らせをご覧ください。 ▼もどる |
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健康づくり講演会~さわやか伊万里健康づくり大学公開講座~ ☆日時 2月8日(金)18:00~(予定) ☆場所 市民図書館 ホール ☆内容 生活習慣病と上手につきあう ~メタボリック症候群の予防 ▼もどる |
★ 4面(5) |
寄贈 ありがとうございます (敬称略) ・犬塚八重子 ・諸岡均 ・樋渡たみ子 ・大林伸江 ・古川静江 ・北島蓉子 ・大屋芳子 ・西田カツオ ・松浦党研究連合会 ・福祉ネットサービス佐賀 ▼もどる |