> トップページ > 伊万里市民図書館について > 広報 としょかん通信 > 平成20年初夏号
・市民図書館は伊万里のお宝 ・平成20年度活動報告 1年間の貸出は527,229点 市民1人当たり9.04冊借りられました ・我が家の家読 ・寄贈ありがとうございます |
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★ 1面 |
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市民図書館は伊万里のお宝 私がよく見るテレビ番組に「なんでも鑑定団」というのがある。
番組の盛り立て役として、島田紳助と石坂浩二のコンビや鑑定人とのトークが絶妙だが、中でも伊万里焼の縁の深い中島誠之助が、焼物の名品を評して、「いい仕事してますね!」はちょっとした名せりふとなった。 さて、そこで市民図書館だが、もし図書館鑑定団なるものがあって、市民図書館を値踏みしたなら、中島誠之助みたいな人がいて、「いい仕事してますね!」と多分言ってくれると思う。(多分は控え目で、きっと言うと思う) その証拠に、これまでに、数々の賞(図書館協会建築賞、公共建築優秀賞など)を受けているほか、すでに開館から十数年になろうというのに、全国からの視察者は後を絶たない。 日本各地からの視察者の関心は、何も魅力的な建物が引き寄せるだけでなく、それに到った市民活動の素晴らしさが根底にある。 「伊万里に図書館を作ろう!」という熱い想いを、行政と市民が共有し、成し遂げた物語が脈々と受け継がれているから、今があるのだと思う。 私には、小学4年の息子がいる。先日、野球ボールを持ってきて、「お父さん、ナックルのにぎりかたしっとる?」と聞いてきた。私が「知らん」と答えると、息子が「こがんにぎっとばい!」と自慢げに話した。「だれに習った」と聞くと、「本でよんだ」と言った。 なるほど、本を余り読まない私にとって、本を読んで握り方を覚えるという発想は私にはなかった。他にも、息子は星座や恐竜の本を読み、私にいろいろと教えてくれる。 私は今、小学4年の息子から本の読み聞かせを受けている。 伊万里市では現在、「家読(うちどく)」に力を入れている。読書を通して希薄になった家族のコミュニケーションを図ろうというもので、この秋には全国からこうした活動に取組んでいる首長を招き「家読サミット」を開催する。 また、本年度は文部科学省の委託事業を受けて、「子ども読書の街」づくり推進事業に取組む。 市民の皆さんから「今も、いい仕事が続いてますね!」と評されることが、市民図書館が「伊万里のお宝」になっていくことだと思う。 ▼もどる |
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★ 2・3面 |
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平成20年度活動報告 1年間の貸出は527,229点 市民1人当たり9.04冊借りられました ☆伊万里市民図書館の望ましい基準値との比較
(注2):雑誌を除く (注3):年間購入冊数の開架冊数に閉める割合(1階開架冊数を10万冊とする) (注4):登録者1人当たりの貸出点数 ☆「図書館の望ましい基準」とは、伊万里市民図書館協議会において答申された伊万里市民図書館のサービスの目標です。 ☆蔵書内訳
☆集会文化活動
☆市民1人あたり20,946円を還元
図書館の貸出資料の合計額÷伊万里市の人口-経費=市民1人あたりの還元額 13億4390万円÷58,316人-2,099円=20,946円 ☆児童サービス
☆レファレンス 27,973件 内訳
☆予約・リクエスト 8,822件
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★ 4面(1) |
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我が家の家読 我が家の家読は、寝る前の絵本の読み聞かせです。一番上の子が保育園に入った頃から続けていますので、もう6年目になります。 子どもが保育園から持ち帰ってきた一冊の絵本がきっかけでした。何気なく読んであげると、嬉しそうに絵本に見入る子どもの姿があったのです。それまで、子ども達に対してゆっくり時間をとっていなかった事に気づきました。その日から「寝る前に一冊づつ本を読んであげよう」と妻と決めました。時間にして5分から10分くらいですが、父母が子どもひとりひとりに読み聞かせ、その時の二人だけの時間を大切にするようにしています。 うちには三人の子どもがいます。今ではみんな小学生になりましたが、当時は三人とも保育園に通っていましたので、毎月三冊の絵本を持ち帰ってきていました。その他にも図書館やぶっくんで借りたりして、毎日読む本に困ることはありませんでした。それに子ども達にもそれぞれお気に入りの本があって一週間同じ本を読んだこともあります。どれも一冊一冊思い出の本となり、いまでもベッドの横の本棚にきちんと並んでいます。 最近は、自分で読むことも増えてきましたし、読んでくれることもあります。読む本も年齢と共に変わってきました。これから中学生になり、高校生になったとき、どんな本に出会うのだろうと今から楽しみにしています。 子ども達が成長した時、本の内容は覚えていなくとも私達の声はずっと心の中に残ってくれていると思いますし、それが家読のすばらしさだと思います。 (黒川町 中島耕一さん) ▼もどる |
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★ 4面(2) |
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寄贈 ありがとうございます (敬称略)
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