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平成22年 冬号

 
(今月の記事)
◆ 「こども読書のまち」宣言とノーベル賞の夢
◆ 市民とともに祝・15周年
◆ クリスマスおはなし会
◆ おめでとうございます
◆ 年末年始休館のお知らせ
◆ 寄贈ありがとうございます


★ 1面
「こども読書のまち」宣言とノーベル賞の夢

 丁度1年前に本市で開かれた「家読サミット」の第2回大会が、今年は10月16日、茨城県大子町で開催されました。大子町は人口2万人で、山間の静かな町です。オープニングは、依上小学校の児童による家読テーマソング「こころつないで」の合唱で始まりました。依上小学校の母親や生瀬中学校の生徒による事例発表に続き、昨年のように柳田邦男さんの講演がありました。シンポジュームでは、3人の首長が、「家読」への思いや方策を話し合いました。塚部市長は、今一番大切な家族の絆を深めるための「家読」を伊万里がモデルとなり、大きく広めたいとの思いを語りました。
 10月24日の日曜日、市民図書館の開館15周年記念事業を開催しました。市民図書館は、市民との協働を合言葉に歩んできましたので、この記念事業も「図書館フレンズいまり」との共催です。開会行事に続き、「読書のある風景写真コンテスト」の表彰では、柳田邦男賞などがご本人から贈られました。
 今年は国民読書年ですが、図書館の昨年の本の貸出数は、52万冊で、うち24万冊が子どもの本でした。そこで『こども読書のまち・いまり』の宣言を行いました。宣言者は、伊万里小学校2年の田代隼渡くん、権田美空さん、読書ボランティアの羽柴良重さん、北川香栄さんで、塚部市長と一緒に声を揃えて宣言しました。 
 今年のノーベル化学賞となった北海道の鈴木章先生は、子どもの頃、本を肌身放さず二宮金次郎といわれたそうですが、そんな夢のような話が伊万里からも生まれるといいですね。続いて子ども司書養成講座を受講した伊万里小学校3年の峯千香子さん、溝上玲奈さんによる大型紙芝居「あひるの王様」の元気いっぱいな発表があり、会場の喝采をあびました。
 第2部は、伊万里ではお馴染みとなった柳田邦男さんの講演があり、演題は「心の再生、生きる力」、副題が「こどもも大人も絵本の世界へ」と題して、「子どものとき、親になったとき、そして人生の最後に、人は3度絵本に出会う、絵本はこどもだけのものではない。」などを話されました。なかでもハンセン病の俳人、村越化石の「望郷の目覚む八十八夜かな」など数句を紹介し、俳句はわずか17文字の伝統文学ですが、創作意欲が生きる力となり、深い人間性を育てることなどの話に、満席で通路にあふれた聴衆の心をすっかり魅了していました。柳田先生と伊万里は、読書をとおした見えない糸で結ばれているようで、「また来たいですね」との言葉を残して、その日のうちに機上の人となられました。



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★ 2・3面
市民とともに祝・15周年

 平成7年7月7日に開館した伊万里市民図書館は、今年、開館15周年を迎えました。また、国では2010年を『国民読書年』と定めています。
 伊万里市民図書館では開館以来、子どもの読書について様々な取組を行ってきました。そこで、記念すべき今年、「こども読書のまち」宣言を行い、あわせて、作家・柳田邦男さんの記念講演会を図書館フレンズいまりとの共催で行いました。


「読書のある風景」フォトコンテスト受賞者

作品名 受賞者名
市長賞 憧れのお姉さん 宮川 淳 さん
特別賞(柳田邦男賞) 3人兄弟もくっついた 坂本 葉子 さん
フレンズ賞 父の紙芝居 原 利彦 さん
教育長賞 いっしょに、読もうか… 永田 惠子 さん




「こども読書のまち・いまり」宣言
 青い海原、緑の山々、豊かな大地など、産土(うぶすな)の恵みを受けて、私たちはここに生まれ育ってきました。
ふるさと・いまりは、織り成す歴史のなかに、伝説や昔話、歌や祭りをはぐくんできました。
父や母は、このふるさとをこよなく愛し、誇らしく語り伝えてきました。
そして今、人々のきずながうすれ、心の豊かさが失われようとしているとき、私たちは、共に生き、助け合う心をはぐくみ、次の世代へ引き継いでいかなければなりません。
私たちこどもは、創造力という翼を持ち、希望に満ちた夢を胸に、未来を切り拓いていく原動力です。
読書は、私たちこどもに豊かな創造力と思いやりの心を、そしてみずみずしい感性を育ててくれます。

そのために私たちは心をつないで、
  1、赤ちゃんに、愛情を伝える『ブックスタート』に取り組みます。
  1、幼児に、絵本に親しませる『読み語り』に取り組みます。
  1、こどもに、読書の喜びを味わわせる『朝読』に取り組みます。
  1、家族で親子の会話ときずなを深める『家読』に取り組みます。
  1、ひとりひとりが生涯を通して学んでいくために図書館を利用します。

 私たちは、読書の力を信じて、本に親しみ、自らを高めることに努め、
 人を愛し、平和を愛し、いのちが輝くまちの実現を目指して、
 今ここに『こども読書のまち・いまり』を宣言します。


                      平成22年10月24日
                                  伊万里市


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★ 4面(1)
クリスマスおはなし会

   ★日時  12月11日(土)14:30~15:30
   ★場所  市民図書館 ホール


 今年のクリスマスおはなし会は、パネルシアター「ジャックとまめの木」、歌パネル「赤鼻のトナカイ」、さらに絵本やエプロンシアターなど、盛りだくさんの内容となっています。サンタさんもやってきますよ!ぜひ、ご家族おそろいでお出かけください。
  ☆サンタさんの絵を描いてきてね!
               ※入場無料



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★ 4面(2)
おめでとうございます

 このたび、前伊万里市民図書館長の犬塚まゆみさんが、図書館法施行60周年を記念しての文部科学大臣表彰を受けられました。これは、永年にわたり司書および館長として市民と行政のと協働による図書館運営の実践が評価されたものです。あわせて全国公共図書館協議会表彰、伊万里市教育委員会表彰も受けられました。
 また、前山ノブさんは、永年にわたり読書活動と文化の伝承に大きく寄与していることを評価され、平成22年度「国民読書年」記念優秀読書活動実践者表彰を受けられました。
 お二方ともおめでとうございます。今後の益々のご活躍をお祈りします。



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★ 4面(3)
年末年始休館のお知らせ

 年末年始の休館は、12月27日(月)~1月3日(月)までです。
 また、《ぶっくん》の巡回も12月27日から1月3日までお休みします。巡回の開始は来年1月4日からです。
 休館中の図書の返却は、ブックポストをご利用下さい。また、CDやDVDなどの視聴覚資料につきましては、破損のおそれがありますので、開館時に、デスクまでお返し下さい。
 休館中は何かとご迷惑をおかけします。来年も、今年以上にご利
用下さいますようお願いいたします。



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★ 4面(4)
寄贈 ありがとうございます
                
(敬称略)
・前田 真里
・武野 直美
・斎藤 和子
・吉武 照千代
・金崎 洋典
・松尾 勲
・樋口 留美子
・岡 孝志
・吉富 俊彦
・古竹 孝子
・井手 徳三郎
・本石 茂豊
・野崎 圭一
・平尾 良久
・(有)本石輪業


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